17日午後11時14分ごろ、愛媛県と高知県で震度6弱の揺れを観測する地震がありました。この地震の影響で、愛媛県で5人、大分県で2人のあわせて7人がけがをしているということです。
各地の被害について随時更新でお伝えします。
【詳しくはこちら】愛媛県と高知県で震度6弱 津波の心配なし
愛媛県で5人 大分県で2人 計7人けが
【愛媛県】
愛媛県内の自治体や消防などによりますと、今回の地震でこれまでに県内で5人がけがをしています。
▽東温市では60代の女性が自宅の階段で転倒して病院に搬送され、左手の指を骨折したとみられるということです。
▽宇和島市では、90代の男性が自宅の外に出ようとした際に、左手に軽いけがをしたということです。
▽このほか松山市では、20代、70代、80代のいずれも女性のあわせて3人が転倒などで軽いけがをして病院に搬送されたということです。
【大分県】
大分県のまとめによりますと、今回の地震で大分県内では揺れによる転倒などで、2人が軽いけがをしたということです。
▽震度5弱を観測した津久見市と
▽震度4を観測した大分市で、それぞれ1人です。
高知・愛媛で土砂崩れ・水道管破裂など被害
今回の地震で四国の各地では、土砂崩れや水道管の破裂など被害が相次いでいます。
【高知県(18日6時半)】
▽宿毛市で、住宅への被害の情報が複数寄せられていて、屋根から瓦が落ちたり、窓ガラスが割れたりしたほか、門柱にひびが入るなどしているということです。
▽宿毛市の一部の地域で一時、断水がありましたが、現在は解消されています。一方で、水道管の破裂や水漏れ、水が濁っているという情報がおよそ30件寄せられているということです。このほか、街灯が倒れたり電線が切れて垂れ下がったりしているという情報が、10件寄せられているということです。
▽梼原町の松谷地区で、地震による落石や倒木で道路が通れなくなり5世帯が孤立していますが、住民と連絡は取れていてけが人や体調が悪い人はいないということです。県によりますと、18日の午前中には道路を復旧させて孤立の解消を急ぎたいとしています。このほか、梼原町内を通る県道26号線の大向峠付近で落石と倒木があり、通行止めにしていて、18日中の復旧を目指しているということです。
【愛媛県】
▽大洲市で土砂崩れで国道197号線に大量の土砂が流れ込み、現在、通行止めとなっているほか
▽宇和島市でも落石で県道が通行止めになっているということです。
▽大洲市では水道管から水が漏れている影響で、少なくとも11戸で断水しているほか
▽宇和島市や八幡浜市でも水道管が破裂して水が噴き出しました。
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2024/04/18