大阪・兵庫・宮城はステージ3の対策必要=まん延防止適用で官房長官
2021年4月1日12時06分
東京 1日 ロイター] - 加藤勝信官房長官は1日午前の記者会見で、大阪府、兵庫県、宮城県の1府2県の新型コロナウイルス感染状況について「ステージ3相当の対策が必要。医療体制の逼迫も懸念されている」との認識を示した。
専門家の議論を踏まえ、今夕の政府対策本部で「まん延防止措置」の適用を決定するとの見通しも併せて示した。
沖縄県や山形県などの適用が見送られることに関しては「飲食店の時間短縮要請の効果を見極める必要がある」とした。
大阪知事「まん延防止適用なら聖火リレー中止すべきだ」 市長も同調
毎日新聞 2021/4/1 12:52(最終更新 4/1 14:12) 260文字
大阪府の吉村洋文知事は1日、営業時間短縮の命令に応じない飲食店などに罰則を科せる「まん延防止等重点措置」が大阪市内に適用された場合、市内での東京オリンピックの聖火リレーは中止すべきだとの考えを示した。松井一郎市長らとも協議する方針を示した。松井市長も「大変残念だが見合わせるべきだ」と述べた。
政府は5日から1カ月間、大阪市内にまん延防止等重点措置を適用する方針。市内での聖火リレーは4月14日に予定されている。吉村知事は「不要不急の外出にあたると考えており、大阪市内で『密』を避ける必要がある」と述べた。【石川将来】
2021.04.01 岩手日報
県と盛岡市は1日、同市の教育保育施設で新たなクラスター(感染者集団)の発生を認めるなど、4市町と県央保健所管内で10歳未満~60代の男女計25人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内の1日当たりの感染者数では昨年12月12日発表の43人に次ぎ、過去2番目。県内の感染確認は計646人となった。
クラスターが発生した教育保育施設関連の患者は、同市の10歳未満~60代の男女で、施設職員や未就学児とその保護者計17人。3月31日発表のコロナ患者含め、一連の患者数は計19人。
同市の10代女性、県央保健所管内の30代会社員男性、奥州市の20代団体職員女性、同市の10代女性、住田町の10代女性は、それぞれ患者の濃厚接触者。北上市の50代無職男性と奥州市の10代女性2人は感染経路を調査中。
大阪府は、1日、府内で新たに616人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日あたりに感染が確認された人が600人以上となるのは、ことし1月16日以来で、過去4番目の多さとなりました。また、3日連続で東京の感染者数を上回りました。これで、大阪府内で感染が確認された人は5万2817人となりました。
東京都は1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに475人報告されたと発表した。都内の累計の患者数は12万1461人。このうち現在入院している重症患者は44人となった。新規感染者数(1週間平均)は、1日時点で対前週比116.4%となった。
立憲民主党の安住淳国対委員長は1日、新型コロナウイルス感染が急拡大する大阪府と宮城、兵庫両県への「まん延防止等重点措置」適用について、「感染者数や(感染の)広がりの速度を考えると、緊急事態宣言を発出するような事態だ。まん延防止で対応するのは無理があるのではないか」と述べた。国会内で記者団に語った。
また、安住氏は「(先の)緊急事態宣言の解除が早かった。菅内閣の政策判断は間違っていたのではないか」と批判した。
一方、公明党の山口那津男代表は党会合で「(まん延防止は)緊急事態宣言とは違い、もう少し小回りの利く、ポイントを絞った措置が取れる」と評価。「今後も注意深く、感染拡大をいかに防いでいくかに全力を挙げたい」と語った。
大阪・兵庫・宮城一部に「まん延防止等重点措置」決定
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兵庫県姫路市は1日、3月9~29日に発表した感染者計66人のうち、約3割の21人が英国型の変異株と判明したと公表した。21人のうち30代以下の若い世代が約7割を占めており、市保健所の毛利好孝所長は「変異株は若年者に感染しやすい特徴がみられる」とした。
変異株感染者を年代別で見ると、20代が最多の9人。50代が4人で続き、30代が3人▽10代以下が2人▽40代、60代、70代が各1人-だった。発症時に中等症だった患者は2人で、ほかの19人は軽症か無症状だった。
毛利所長は「変異株は感染力が強い印象はあるものの、従来型と比べ重症化する割合が高いとは言えないだろう」と述べた。
また、3月に入り全感染者に占める30代以下の割合が増加。2月は24%だったが、3月は1~28日発表分で45%となった。感染経路が不明の患者も2月の34%から49%に増えた。
姫路市では4月1日まで3日連続で新規感染者数が2桁となっており、市危機管理室の担当者は「姫路でも第4波が始まった状況と言え、危機感がある。大きな波にならないように、いま一度感染防止策を徹底してほしい」と呼び掛けた。(田中宏樹)
東京475人 解除後で最多、大阪 2か月半ぶり600人超
新型コロナウイルスについて全国で1日、これまでに2593人の感染が発表されています。
東京都が1日発表した感染者は475人。2回目の緊急事態宣言が解除されてからは最多となりました。
“まん延防止等重点措置”が初めて適用される3府県では大阪で616人の感染を発表。600人を超えるのは1月16日以来、ほぼ2か月半ぶりです。また、兵庫では199人の感染を発表。先月31日、過去最多となる200人の感染を発表した宮城では133人の感染を発表するなど、全国では、これまでに2593人の感染が発表されています。
また、入院している重症者は先月31日から2人減って380人。13人の死亡が発表されています。(01日18:42)