加計獣医学部の図面で発覚 最上階に“豪華パーティー会場”
日刊ゲンダイ 2017年8月20日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211875
【要約】
加計学園の獣医学部新設計画は、やっぱりデタラメだった――。1~6階は講義室や実習室、実験動物飼育室などとなっているのだが、最上階の7階の図面には、。「ワインセラー」「冷蔵ショーケース」「ビールディスペンサー」……。一体、何のための設備なのか。会議室を“宴会場”として利用するための設備のようなのだ。
立食なら100人規模のパーティー可能
獣医学部キャンパスは今治市内でも高台にあたる「いこいの丘」にある。最上階ならかなり見晴らしがいいはずで、建物の北西に位置する「大会議室」からは瀬戸内海が望めそうだ。
こんな設備を大学に設ける必要があるのかどうか。元文科省審議官の寺脇研氏(京都造形芸術大教授)は、「加計理事長の趣味じゃないか」と言った上で、加計学園が教育や研究よりも、接待を気にしていると思われても仕方ないでしょう」と続ける。
ただでさえ、獣医学部新設を巡っては、愛媛県と今治市の補助金算出の根拠となる建設費192億円に“水増し”疑惑が浮上している。膨らんだ建設費の一部が宴会場のためだとすると、ますます税金を投入する理由がなくなる。
図面が明らかになった今、獣医学部新設の必要性、国家戦略特区とアベ友の闇がさらに深まったと言える。