【速報】石破総理が日米首脳会談終え帰国の途 「日米関係の新たな黄金時代を追求する決意」を確認
TBS NEWS 2025/2/8
石破総理は日本時間8日、アメリカのトランプ大統領との初めての首脳会談など一連の日程を終え、帰国の途に就きました。
石破総理
「我が日本国はお国(アメリカ)に対する投資は、この5年間、連続して世界1位であります。これもこれから先もっと伸ばしていきたいと考えております」
石破総理は日本時間8日未明に行われたトランプ大統領との首脳会談で、アメリカに対する投資を1兆ドル=日本円で150兆円規模にまで引き上げ、雇用の創出に貢献する考えを伝えました。
また、トランプ大統領は会談後の記者会見で日本製鉄によるUSスチールの買収計画をめぐり、日本製鉄が「買収ではなく、多額の投資を行うことで合意した」と述べました。
両首脳は会談のあと、「日米関係の新たな黄金時代を追求する決意を確認した」などと明記した共同声明を発表しました。
声明では防衛費の増額をめぐり、▼日本が今後も抜本的に防衛力を強化していくことで一致したほか、▼アメリカから日本へのLNG=液化天然ガスの輸出を増やし、エネルギー安全保障を強化することを確認しました。
また、石破総理は「近い将来」日本を訪問するようトランプ氏を招待しました。
3日間の日程でアメリカを訪問した石破総理は一連の日程を終え、今夜(8日夜)帰国します。
石破首相とトランプ米大統領が初会談
石破総理 トランプ大統領と初会談(2025年2月8日)
【見逃し配信】日米首脳共同会見 対面で初の会談終え #石破首相 #トランプ大統領 ──(日テレNEWS LIVE)
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トランプ大統領が「近い将来」の訪日を受け入れ
TBS 2025/2/8
ワシントンで開かれた日米首脳会談で、アメリカのトランプ大統領は石破総理からの日本訪問の招待を受け入れました。
石破総理は7日、トランプ大統領との初めての首脳会談の中で、「近い将来」日本を公式訪問するようトランプ氏を招待しました。
トランプ氏はこれを受け入れ、石破総理は会談後の記者会見で、「次回はぜひ、大統領を日本でお迎えできることを心待ちにしています」と話しました。
トランプ大統領は第一次政権で、2017年に1度、2019年に2度、日本を訪れています。
トランプ米大統領は7日、ホワイトハウスで初めて会談した石破茂首相と記念撮影し、直後の共同記者会見の冒頭で「あなたは偉大な、人々の首相になる。成功を祈る」との自筆メッセージを入れて、この写真を贈った。「私が彼ほどハンサムならよかったが、そうではない」とジョークを交えて、石破氏を持ち上げた。
写真は大統領執務室で2人が並んで撮影した。トランプ氏は歯を見せて笑い、石破氏も笑みをたたえている。トランプ氏は2024年7月の暗殺未遂事件時の写真を表紙に使ったフォトブックも贈呈した。
トランプ氏は石破氏の政敵だった安倍晋三元首相と親密な関係を築いていたが、石破氏についても「評判は聞いていた」と発言。会見では「(石破氏は)非常に強い男だ。大きな敬意を抱いている。もうちょっと弱い方が(外交交渉では)よいのだが」と笑いながら評した。【ワシントン秋山信一】
首相は記者団からトランプ氏の印象を問われると、「テレビで見ると、声高でかなり個性強烈で、恐ろしい方だという印象がなかったわけではない」と切り出し、会場の笑いを誘った。「実際にお目にかかると、誠実で強い使命感を持たれた方だと感じた」と続けると、トランプ氏は片方の眉毛を上げて笑顔を見せた。
米側の記者から米国が日本に追加関税を課した場合の報復措置の有無を問われると、「仮定の質問にはお答えしかねるというのが日本の定番の国会答弁だ」とおどけてかわし、トランプ氏は笑いながら「とてもいい答えだ」と繰り返した。
トランプ氏は会見の冒頭、大統領執務室で撮影した両首脳の写真と自らの写真集を首相に手渡し、「私が彼ほどハンサムならよかったが」とジョークを飛ばした。蜜月関係を築いた安倍晋三・元首相を引き合いに、「石破首相は偉大な首相になるだろう。もうちょっと弱い人の方が都合が良かったが、いつも日本の首相は強い」と持ち上げた。
トランプ氏は日本側の投資拡大の方針などにたびたび賛辞を示し、初の首脳会談にも満足した様子を見せた。もっとも、最後まで首相を「シゲル」と呼ぶことはなく、個人的な信頼関係の構築には時間がかかる様子も垣間見えた。
最強・最長寒波…ドカ雪 新潟・石川に“顕著な大雪” 除雪追いつかず【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年2月8日)
日本、当面は関税回避 日米首脳会談
【2月8日 AFP】石破茂首相(68)は7日、ドナルド・トランプ米大統領との初めての首脳会談で友好的な態度を打ち出し、日本は当面の間、トランプ氏が他の同盟国に課している関税を回避した。
両首脳はホワイトハウスで互いを称賛し合い、中国の「侵略」に共に立ち向かうと表明するとともに、日本製鉄によるUSスチール買収計画の解決策を見つけたと述べた。
一方でトランプ氏は石破氏に対し、日本が対米貿易黒字をゼロにしなければ、対米輸出品に関税を課す可能性は依然あると警告し、圧力をかけた。
石破氏は共同記者会見でトランプ氏について、「今まで何年もテレビで見ていたので、間近に見る感動は格別なものがある。テレビで見ると声高で、かなり個性強烈で、恐ろしい方だという印象がなかったわけではない」「実際に会うと本当に誠実な、力強い、米国や世界に対する強い使命感を持たれた方だということを、お世辞を全く抜きに感じた」と述べた。
トランプ氏は写真交換の際、石破氏を「グッドルッキング(格好いい)」と称賛。これはトランプ氏にとっての最大級の賛辞とされる。
さらに、石破氏がもし米国に関税を課されたら報復措置を講じるかとの質問に「仮定の質問には答えられない」と答えると、トランプ氏は「非常に良い答えだ」と笑顔を見せた。
トランプ氏は、「中国の経済侵略」と闘うことで石破氏と合意したと明言。両首脳は共同声明で、南シナ海における中国の「挑発的な行動」を非難した。
両首脳は北朝鮮の非核化を求めたが、第1次政権時に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談したトランプ氏は、同国と「関係」を持ちたいとも述べた。
トランプ氏が日本支持を表明する背景には、日本が1兆ドル(約152兆円)規模の対米投資を行い、米国からの防衛装備品の購入を増やすと表明したことがある。
石破氏は、日本の対米投資額は世界1位だとし、これから先もっと伸ばしていきたいと述べた。(c)AFP
トランプ大統領と対峙した日本は、開かれた貿易対立を回避
ドナルド・トランプは、2月7日金曜日、関税で日本を威嚇したが、ホワイトハウスで迎えられた日本の首相は、アメリカ大統領に譲歩を提供することで、開かれた貿易戦争を回避した。両首脳はまた、安全保障と経済の面で共に動員し、中国に立ち向かうことを約束した。
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日本の石破茂首相は、2月7日金曜日にワシントンを訪問していました。ドナルド・トランプ大統領は金曜日、貿易収支が「均衡を取り戻す」場合、対日関税は選択肢の一つであると述べた。彼が権力の座に返り咲くやいなや、アメリカ大統領は、世界をリードする大国の貿易赤字を是正したいと断言した。
議会の集計によると、米国は日本とともに、2023年に物品貿易で720億ドルの赤字を抱えていました。ドナルド・トランプはまた、来週初めまでに、米国のすべての貿易相手国との「相互的」関税について発表すると約束した。
« 80年近くにわたり、日米の人々は、他の人々とは比べもののない友情を築いてきました。今日の会談の後、両国間の大切な同盟関係が将来にわたって繁栄し続けると確信しています」と米国大統領は会談後に述べました。