メーガン妃がヘンリー王子に対して、「〝メーガン〟というブランドに泥を塗った」と怒っているという。英紙エクスプレスが26日、報じた。
ヘンリー王子の回顧録「スペア」は10日に発売され、初週だけで世界で320万部も売れる大ヒットとなった。ところが、シモネタや事実誤認、父チャールズ国王と兄ウィリアム皇太子のことを暴露しすぎて、米国では「陰茎が凍傷になったという、くだりはいらなかった」「家族の私的な会話の詳細を書くことは間違いだ」「家族の恥部をさらけ出しすぎ」「王室を壊した」と批判が多いという。陰で悪口を言うのを嫌い、正々堂々と戦うヒーローが好きだからだ。
マーガレット・サッチャー元英国首相の補佐官で王室コメンテーターのナイル・ガーディナー氏は「『スペア』発売後、メーガンが表舞台に出ず、沈黙を守っているのは、ダメージコントロールのためだ。アメリカでヘンリーとメーガンの人気は大幅に落ちている。メーガンは、世間の本への反発を過小評価していた」と主張した。
さらに強烈な言葉でこう続けた。「何年もの間、ヘンリーはメーガンの〝神聖な所有子会社〟だった。メーガンはハリーを〝役に立つバカ〟のように扱ってきたのに、いまハリーは『スペア』を出したことで、米国で築き上げてきたメーガンのブランドを傷つけた。明らかにメーガンはそれを快く思っていない。これから2人の間に亀裂が走るだろう」
また、王室コメンテーターのアンジェラ・エプスタイン氏は、ガーディナー氏の分析に同意し、「ヘンリーが彼の人生のあらゆる側面を商品化したことは疑いの余地がないです。プライベートな会話がいたるところで繰り広げられてきました。彼は兄と義理の姉、父親が表立って反論できないことを知っているので、集中的にターゲットにしています。彼が批判を受けるのは当然です」と話した。
批判されるほど本は売れている。皮肉な話だ。