説得力は、リスクを取る覚悟から生まれる。
感化力は、犠牲になる覚悟から生まれる。
説得できないのは、リスク取ってないから。
感化できないのは、犠牲になってないから。
リスク取らず犠牲にもならず、世を変えようなんておこがましい。
リスクを取る者のみが、人を説得できる。
犠牲を厭わぬ者だけが、人を感化できる。
メジャー紙の記者と会食。
鈴木エイトって何なんですか
って聞かれた。
中立的ではないので、彼を起用してはいけないとは思いつつ、他に人がいないので使ってしまう、、
的に。
今さら、、と思いつつ、だいたい以下の回答をしました。
私が端的に「鈴木エイトって何なの」を示すと、
ピエロ。
失うものがない。バンド活動とかした後、親の家業の不動産関連の仕事で食ってきた。ウェブでは「契約社員」とも。「しがらみのない会社」に勤めたことはないはずだ。
最新刊では「社会の底辺の仕事をした」ことを美談的に語っていた。
失うものがないだけに、強気になれる。だめなら親の家業を継げばいいや的な甘さがある?
だから、自分を笑い者にして、笑いを取る。ピエロのように。
自分をネタにして、注目を集める。
信者の集まりに突撃して、信者が狼狽する様子を、茶化す。イジる。揶揄する。
ずっと、その「いじり」をブログ化してきた。宗教「いじり」を公言するブログは今でも更新されている。こちら
12.5年監禁されて骨と皮になった後藤徹さんを「引きこもり」と茶化す。
信仰晒しをしてプライバシー侵害訴訟の被告になっても、「面白いエンタメ」が始まったと強がる。
※ こちら(Xにアップされた動画)
家庭連合信者を「ダニ」「ゴキブリ以下」と罵り続ける。
※ こちら(sayu氏note)
これらみな、ピエロ的、自分をネタにする「エンタメ」。
180cmと長身で(最新刊ではこれをアピールしていた。エイトさん、短軀の人から見ると、あのくだりは「嫌味」に読み取れるんですよ)、20代前半は、ヴィジュアル系バンド?かなんかのボーカル。
Instagram こちら が今でもこんな ↓ 自分ばっか、、、

承認欲求がお強いようである。
オレを見ろ! ボクちゃんを見て! カルトな家庭連合をイジっている勇気ある男! 的な陶酔感が透けて見える。
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その根源には、姉への愛がある。
彼の姉が信者になった。
※ 冒頭記事はこちら
おそらく、彼は、お姉さんが大好き。大好きどころか、とっても大好き。
だから家庭連合から取り戻したかった。
でもできなかった。敗北した。
その「家庭連合に対する敗北感」が、歪んで、憎悪に転化した。
姉が好きすぎるあまり(シスコンに近いのではと想像する)、姉を取り戻せなかった敗北感と挫折感。
オレの姉ちゃんは悪くない。あんないい女性が、、、
なぜだ、、、
そうだ。
家庭連合が悪い。カルトだ。マインド・コントロールしたんだ。
こういう経緯・感情があるので、鈴木エイト氏がマインド・コントロールの旗を降ろすことは一生ない。
姉を被害者にしたいから。
家庭連合を加害者にしたいから。
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ここで疑問が湧く。
なぜ、姉が愛する家庭連合を、そこまで弟が攻撃するのか。
愛憎半ば。
愛するほど、憎らしくなる。
愛すれば愛するほど、期待するから、期待が裏切られた絶望感から、憎悪に転化する。
エイト氏が姉を「憎んで」いるかどうかまでは分からないが、それに似た感情はきっとあるはずだ。
そうでなければ、姉が信じる宗教をあれほど悪く言うことはできまい。姉のお仲間を「ダニ」「ゴキブリ以下」呼ばわりすることはできまい。
小林秀雄を論じる文脈で、若松英輔さんが言う。


自分を信じる、ってことは、信仰を持つことに近い。
信仰とは、心の炎を燃やし続けること。
胸に炎を燃やし続けること。

宗教に属さなくても、信仰を生きることができる。
小林秀雄は、めちゃ親孝行で、母親が入った宗教にいくつも入信した。
これは拙著『笑って死ねる人生論』に書きました。
それはさておき、信仰を堂々と肯定した小林秀雄。

言下に、信仰を公言した小林秀雄。
以下の本でも詳しく書かれていた。
自分を信じる、ってことは、信仰を持つことに近い。
そんな文脈で書かれていた。
いつ何時でも、どんな不遇でも、どんな逆境でも、どんな悲惨な境地でも、自分と、人生と、運命と、生命(いのち)の意味を信じる。
そうなさしめるのは、信念とも言えるけど、信仰とも言える。
信念と信仰は紙一重。
強い信念が、天(神、造物主)との関係で成り立っていると言えるのなら、それはもはや信仰と言って差し支えあるまい。
って考えると、私にも信仰は、ある。
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クールな批評家で、宗教を斜に構えても良さそうな小林秀雄が、
言下に
信仰を持っていると答えた。
令和日本では、信仰を持たぬ者が9割を超えるのでは。
言下に信仰を持っていると答える者は1割もいないのでは。
日本のみならず、世界は非宗教化している。
しかし。
戦後最大の知性とも目される小林秀雄が、言下に信仰を肯定した。
その重い事実をどう受け止めるか。