執行草舟の『友よ』(執行草舟さんが好きな詩を集めた詩集)から取り急ぎ抜粋:
■ 生きるとは美しく滅びることを言う
死を悪いものとし、または恐れる生き方は真の人間の生き方ではない。
■ 敗北を嫌う者は、本人に自覚はなくても、やはり他者の評価を求めているのだ。
■ 真の人生は修行にあって、たまたま成功したとしても、それは結果に過ぎない。修行の人生を送る者にとって、成果や成功などは、あっても無くてもどちらでも良い。
■ 修行を厭う者はすぐに成果を求める
■ ただひたすらに自己の道を真っしぐらに進まねばならぬ。それでこそ、独立自尊の人間の生き方と言えるのではないか。
■ ただ不断に自己の生命を燃焼させること。これが自立した人間の真の人生を創る。
■ 洗練とは、言行一致の知識を身につけることを言う。
■ 詩人とは、魂の探究者であり、求道者。詩は魂の雄叫びである。
快男子とは何か。それこそ、人生が一篇の詩となる人物ではないか。
■ 自分の人生を、一篇の詩となさねばならない。自分が詩のごとくに我が道を行く。燃ゆる魂そのものとなるのだ。つまり、自分自身が詩そのものとなるのである。
■ 信じられぬものを信ずる。信じている自己を信ずる。信ずるとは、信じた自己を信ずることを言う。信ずる自己を築き上げることが、実は真の自立した自己を創ることに繋がる。
■ 「私淑」は孟子の言葉
■ 西郷隆盛を考えるということは、日本を考えることだ。(執行草舟は西郷が)好きで好きでたまらない
■ 死ぬよりも辛い壁 聖書のヨブ記を参考
■ ニーチェは、「自己を貫くためには、他者の同情を求めてはならぬ、同情を求める心をもってはならない。」と言っている
■ 同情とは人間の崇高な美徳だが、それは自分が他者に対してなす場合 同情を求める心は、最も卑しむべき心である。
■ 直でないものをすべて邪と言う。
直は邪に対する言葉なのだ。邪を糺すために成敗する腕力は直なのである。
■ 好し是れ心を修する処、何ぞ必ずしも深山に在らん。
■ 自分の家が宮殿で、仕事場が神殿
■ ゲーテの言葉 「悲しみの涙もてパンを食せしことなく、泣きぬれつつ目覚めて夜を明かせしことなき者は、末だ天の力に与るを得ず」