最高裁判所で、入れ墨の彫り師が医療法違反で訴えられた裁判で勝訴した。入れ墨は、美術的表現で医療行為ではないとされた。一審の大坂地裁では、検察側が勝訴した。二審の高裁では、彫り師側が勝訴した。彫り師を医療法法違反で裁判に持ち込む自体、おかしい。検察の主張によると、医者でなけれれば入れ墨を彫ってはいけないとなる。検察は、入れ墨を反社会的行為とみなしたようだ。小市民健全主義に合わない文化、人間はみんな排除なのか。日本では、入れ墨は縄文時代から普通に行われていたのだ。文化であり、アートでもあるのだ。近年、日本では入れ墨はネガティブなイメージでとらえてられる。典型的な例は、入れ墨をやる人間はやくざのイメージだ。この判決に全国の彫り師、入れ墨愛好家が喜んだだろう。日本では、入れ墨愛好者につきまとう暗いイメージが少しは晴れただろう。日本では、まだまだ入れ墨には、犯罪的イメージがつきまとう。プールや入浴場、ビーチでの入れ墨愛好家の入場制限しているところが多い。おかしな習慣だ。私は以前から日本人の入れ墨に対しての嫌悪感を不思議な感じで見ていた。ほとんどの企業が入れ墨を入れた人間の入社を認めない。公務員でも同じだ。テレビの番組でも、入れ墨を消すのを社会正義みたいに放送している。日本人だけで凝り固まった国で、入れ墨文化は、異端であり表現とは認められない。今後、最高裁での判決を受けて、入れ墨が日本社会に受け入れらる事を望みます。入れ墨愛好者、彫り師の子供たちよ、お父さんは悪い人ではない。犯罪者ではない。半袖シャツから入れ墨の腕を見せたお父さんと堂々と町を歩きなさい。差別、偏見の目で見る人なんか、無視すればいいのだ。日本社会のおかしな差別的反入れ墨習慣こそ、正さなければいけないのだ。彫り師の増田さん、お疲れさまでした。勝訴して良かったですね。