アメリカでの中間選挙で、民主党が上院で過半数を取れそうだ。下院はまだ集計が終わってないが、共和党が過半数を取りそうだ。圧倒的に共和党が優勢と言われながら民主党が頑張った。最大の敗者はトランプだと言われる。トランプも共和党の圧倒的勝利を疑わなかった。しかし、ふたを開けてみれば民主党は、さほど議席を減らさなかった。共和党の敗因はトランプが出過ぎたからだろう。共和党支持者でも、トランプ嫌いの人々が民主党に票を入れたようだ。アメリカは、トランプ支持とトランプ嫌いで世論が二分している。トランプの暴力的性格をきらうアメリカ人は多い。同時にその暴力性を支持する人も多いのだ。日本では、国民に嫌われないようにして支持を集めるが、権力者は、憎まれてこそ価値がある。トランプは、国民に媚びを売るような事はしない。紙を見ながら演説しない。自分の言葉で演説する。世論から岸田総理をいじめないで、かわいそう、こんなあわれみを買うような権力者は最近、日本の政界でも珍しい。岸田総理は、人間的にはいい人なのだろうが、政治家としてはもの足りない。自民党内でも岸田総理の政権運営に疑問、不安を感じてる政治家は多い。岸田政権は、3年後の衆院選挙まで持つのか。内閣改造で延命を図るぐらいか。日本には飽食、美食、大食い競争の国で、満足に食事も食べれない人々が多くいるのだ。きちんと一日3食食べれるようにするのが政治の仕事だろう。物価高騰で生活が苦しい人が増えてる。小難しい政治論議は後でいい。まずは飯だ。不安しかない日本、不安のない日本にするのが政治の仕事だ。岸田総理には何も期待できない。早すぎるかもしれないが、岸田総理が退陣後の総理は誰になるのか。野党にも与党にもふさわしい政治家が見当たらない。船長不在で日本丸は、進行する。そして嵐の飲み込まれて沈没する。