狐の日記帳

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『三国志』/吉川英治

2020年04月04日 21時05分38秒 | 小説・本に関する日記
 昨日の夜は、吉川英治の小説『三国志』を一気読みで読み返しておりました。

 吉川英治の『三国志』は、日本では三国志の定番本。
 吉川英治の『三国志』の影響を排した三国志を多くの作家さんが書こうとしてトライしているけど、でも、吉川英治の『三国志』があまりにも偉大すぎて、ほとんど上手くいっていない、ような気がします。
 凄いなぁ……。

 『三国志演技』を基にしていて、実際に起こった(とされる)出来事とはかなり違うけど、小説なので無問題。
 物語と歴史は違います。物語は楽しむものなのです。
 物語を歴史書と同列に扱う必要はないし、してはいけない。

 ま、このあたりは虚構と現実の問題。
 昔から虚構と現実の問題は存在していて、この問題は現代のゲームの専売特許って訳ではないのです。

 むむむ。話がずれちゃった。

 この『三国志』は、膨大なキャラクターが出てきて、国家の興亡を描いた壮大な物語。
 美しくて格調高くて流麗な文章。
 うっとりしてしまいました。



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