狐の日記帳

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『新九郎、奔る!』第4巻/ゆうきまさみ

2020年06月20日 15時34分46秒 | 漫画・ゲームに関する日記
 昨日の夜は、ゆうきまさみの漫画『新九郎、奔る!』の第4巻を読んでいました。

 伊勢備前守盛定の次男である千代丸は、守役の家から伯父である伊勢伊勢守貞親の邸宅で家族と共に暮らすことになった。
 伯父である貞親は室町幕府政所執事で現将軍の足利義政を幼い頃から養育してきたこともあり、幕府内で権勢を誇っていた。
 千代丸(後の伊勢新九郎=北条早雲)は、そこで幕府内の権力争いから文政の政変そして応仁の乱の始まりをみる……。

 千代丸は元服して新九郎と名乗る。 
 応仁の乱は膠着状態。
 戦は全国に広がりつつあった。

 新九郎は、盛定の名代で領地・荏原へ下ることになった。
 初めての領地に心躍らせる新九郎。
 しかし、到着してみると領地である「東荏原」と伯父・盛景が治める「西荏原」の境目が曖昧で、年貢の取り分も不明瞭であることが発覚。
 領民も新九郎を領主として認識しておらず、逆に盛景の息子で従兄弟の盛頼の人気は絶大。
 伯父で年貢を集める「荏原政所」を取り仕切る珠厳も新九郎をお客扱いで……。

 北条早雲のお話であります。



 京の都での生活での厳しさとは全く違う地方の厳しさに新九郎は直面します。
 そして、誰かの部下として動くのではなく、領主の名代として立ち振る舞う難しさに直面します。
 複雑なお話のはずなのですが分かりやすくて面白いです。
 シリアスとコミカルのバランスがとても良いです。


 面白かったですよ。
 続きが楽しみです。



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