昨日の夜は、野尻抱介の小説『魔法使いとランデヴー ロケットガール4』を読んでいました。
南太平洋にあるソロモン諸島の島・アクシオ島で日本初となる有人ロケットの打ち上げを計画していたソロモン宇宙協会は、失敗続きの新型ロケットLS-7の代わりに実績のある旧型ロケットLS-5を導入することにした。
しかしLS-5はパワーが不足していて宇宙飛行士候補の78㎏の体重が問題視された。
宇宙飛行士候補には体重78㎏から50㎏に減量するよう指示が出されたが、短期間での急激な減量に宇宙飛行士候補は恐れをなして逃げ出してしまった。
日本政府からは「失敗したら計画を打ち切る」との通達が届いている。
高校生の森田ゆかりは夏休みを利用して父親を探してアクシオ島に来ていた。
偶然、ゆかりと知り合ったソロモン宇宙協会の所長はゆかりが小柄な体格で体重が40kg以下である事を知り、逃げた宇宙飛行士候補の代わりにLS-5に理想的な体格と体重のゆかりを言葉巧みにソロモン宇宙協会に誘って宇宙飛行士に仕立て上げる。
ここまでが『ロケットガール1 女子高生、リフトオフ!』。
第4巻は3つの短編と1つの中編が収録されています。
中編は奇想天外なのだけれども考証がしっかりなされていて条件が揃えば現実化のだそうです。
序盤の台詞の中にちらっと伏線があったのでやるのですねやるのですねやっちゃうのですねと思いながらページをめくりましたよ。
面白かったですよ。
楽しめました。