昨日の夜は、上遠野浩平の小説『紫骸城事件-inside the apocalypse castle』を読み返していました。
発達した魔法で社会が成り立った世界。
世界最大の通商連合七海連合には、口先だけであらゆる揉め事を解決に導く特殊戦略軍師・戦地調停士がいて世界中の紛争や問題に介入していた……。
300年前の大規模魔導時代に数々の魔導帝国を征服し全世界を支配した魔女リ・カーズが宿敵である戦鬼オリセ・クォルトを迎え撃つ為に建設したと言われている紫骸城。
今は最も優れた魔導士を決める限界魔道決定会の会場として使用されている。
ヒッシバル共和国の魔導大佐であるフロス・フローレイドは、立会人の一人として紫骸城に招聘された。
限界魔導決定会の前優勝者で世界最高の防御魔法の使い手であるニーガスアンガーが死体で会場に出現する。
大会期間中の1週間は誰も会場に入ることができず誰も会場から出ることは出来ない。
密室となった紫骸城で大量殺戮事件がはじまる……。
フロス・フローレイドは事態の収拾を図るべく調査を開始する。のだけれども……。
戦地調停士シリーズの第2巻です。
上遠野浩平の小説は全てがリンクしていて思わぬところから「おぉ!」と驚いたりします。
面白いですよ。
お勧めです。