nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

広東料理

2009-11-23 14:56:21 | 探鳥記
Img_0304 夕食はホテル近くの、何故か日本の歓楽街の名前が付いている銀座街、左の写真にもある有楽
 町の傍にある広東料理店『満庭芳』で。この近くには日比谷という名前も付けられている。
 「食は広東にあり」と言われるほど、材料も調理方法も豊かなのが広東料理とか。
 汁気を少なくして調理するのが特徴で、鍋の火加減が最も肝心とのことだ。
 全体的に素材の味を生かしたさっぱりとした味付けで、全て美味しく食べることができた。
 特に最初に出された『ゆで海老(白灼基圍蝦)』は、長さ6~7cmのエビをボイルした、簡単
 ながら材料の新鮮さが一番大切な料理とか、醤油をつけて食べる。
 またデザートに出された『お汁粉 ? 』にはびっくり!
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Img_0306 右の写真は街路樹の花のアップ。ホテルへ戻る頃には雨が
 降り出し明日の天気が気がかりだ。


マイポ(米埔)自然保護区

2009-11-23 11:41:08 | 探鳥記
 マイポ自然保護区は、380haという広大な保護区の中に干潟,マングローブ林、エビの養殖場、芦原と多様な環境を備え,シギやチドリの一大
 越冬地になっている。このマイポとインナーディープベイ(后海灣)は、1995年ラムサール条約のもとで、国際的に重要な湿地として指定された
 ここの問題は、対岸にある中国本土のシンセン(深�)が、1980年代の小さな村から400万人を超える町と変わり、家庭排水や家畜の糞尿、産業廃
 棄物などによる水質が極端に悪くなっており、野鳥の数も次第に減ってきているということだ。

Img_0293 この保護区へ入るには,事前に許可を取る必要があり,保護区内はレンジャーがガイドする
 ことになっている。
 我々のグループは4時間コースで回ることになり,周さんという女性のガイドが案内するこ
 とになる。
 出発の前に保護区内の説明があり、右の写真の水色の部分がエビの養殖場,茶色は芦原,緑
 色はマングローブの林、そして黄色は干潟。
 エビの養殖場では多くのカワウ、そしてアカガシラサギを初めとするサギ類,オナガガモな
 どのカモ類が目立ち,その他バンやシロハラクイナなども見られる。中でもアオショウビン
 (27cm)は期待していた皆さんを喜ばしてくれた。
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    アオショウビン
Img_0356_4 養殖場の周辺にある樹々にはギンムクドリ,クビワムク
 ドリ、それにハッカチョウ(23~26cm)などのムクドリの仲間が止まり,種類判定の参考になった。
                                       ハッカチョウ
 Img_0343反対側の芦原の堤防には、クロツラヘラサギの20羽ほどの群れが休息中だ




    オニカッコウ
Img_0361 その先の芦原の中の樹には、大型のオニカッコウの♂(43cm)が止まって
 いる。
 焦げ茶色の背中の白い斑点が目立つ。
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 初めて見る野鳥の数々に中々前へ進むことができない。ここまでで大分時間がすぎたので、その先にある観察
 舎で暫時休憩。
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 最後に干潟へ向かうが,延々と芦原の中の道を歩くので,皆さんの足取りも大分重くなる。
 干潟に入るにはマングローブの林に沿って高い塀が続いており,鍵がないと入れないようになっている。そしてマングローブの林の中の水路に作
 られた、ドラム缶の上の板道路を歩くことになる。ちょうど干潮時とあって傾斜の急な板を降りて観察舎までの長い板道路を歩く。
 観察舎に入り,前面の広大な干潟を見渡すが、干潮とあって遥か先まで海水が見えない。これでは期待のシギ・チドリ類は見ることができない。
 手前にアカガシラサギが1羽,沖合の杭の上にノスリ,ハヤブサ,そしてミサゴが止まっているだけだ。
 ここの目玉の数百羽のソリハシセイタカシギが見られず,一気に疲れが出てくる。
 重い気分でいると、中野氏が「干潟にヤマショウビンがいますよ ! 」と言われる。なるほど干潟の海藻の上に止まっている。久し振りのご対面だ
 しばらくして飛び立ち,岸辺の林の中に消えたが,直ぐに元の場所に戻る。それを何回か繰り返してくれたので、先ほどまでの萎えた気分が少し
 ばかり治まる。
 そのうちに右手の林の手前にもヤマショウビンが2羽現れ,アオショウビンも加わって、ここがカワセミ類のメッカでもあることが分かる。
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 再び芦原の道を歩く。右手の樹にカササギ、その先に首が白いクビワガラス(53cm)が見られる。
 その先左手の芦原からはムラサキサギが飛び,続いてオオバンケンも飛び立つ。その奥の樹には、頭頂から後
 頸が黄褐色で肩羽の一部が白いカタシロワシが止まっている。小生は出水以来のご対面だ。

 Img_0298かくして4時間にわたるマイポの観察をおえて帰路につく。
 
 12時45分着 マイポ自然公園 17時15分発