平成29年10月1日(日)
6時に起床しましたが、このホテルからは場所の関係からご来光を見ることができませんでした。
部屋の前面に広がるサロマ湖に日の光が差し込み、野鳥たちの姿が確認できるようになるのを待っていまし
たが、大半の鳥たちのいる場所が遠く、エクリプスの時期でもあるので、カモの種類を判定することは困難
でした。
*
やがて湖面に朝焼けの光が入ると、部屋の正面に思い思いの形で群らがるアオサギの姿が見え、それぞれの
姿が何かユーモラスに見えてきました。
*

*
サロマ湖に面したレストランで朝食の後、初日の卯原内で遠望した野取湖の先端にある『能取岬灯台』へ、
昨日と同じハイヤーで行って見ることにしました。
好天に恵まれた休日とあって、観光の車が多く見られましたが、灯台までの距離が思っていたより遠く、
40分余り掛かってしまいました。
*
毎日新聞の記事(9月23日 地方版)によると、
『網走市の能取岬灯台は大規模改修を終え、10月1日に一般公開される。
1917(大正6)年の初点灯から100周年を迎え、オホーツク海の船舶の安全を見守った1世紀の歴史
を資料映像やパネル写真などで紹介する。塔高21m、八角形の洋風白黒灯台で、8秒ごとに約36㎞先
まで灯光を送る。79年の改築以来の大規模改修で、老朽した外壁タイルの貼り替えなどをした。
一般公開は2013年の海の日以来4年ぶり。午前10時~午後2時まで灯台構内を開放する。』
*
とあり、広々とした草原台地に白と黒のすっきりとした八角形の灯台があり、今日はその灯台の公開日な
ので長い待ち行列が出来ており、既に駐車場は満員でした。
*

*
我々は次の予定もあって、灯台見物は遠慮して、草原を少し歩いていると『クジャクチョウ』が日差しを浴
びて日向ぼっこしているところに出会いました。
*

*
能取岬
岬の敷地の一部が市営牧場になっており、例年5月中旬から10月中旬は150頭ほどの牛や馬を放牧。
牧場と奥に広がるオホーツク海、そして晴れた日は青空に世界自然遺産・知床半島の美しい山々までもが映
し出される。冬は流氷見物の指定席としても知られている絶景スポット。
映画撮影地としても有名で、堺雅人さん主演の「南極料理人」や、中国映画「狙った恋の落とし方」の撮影
地として人気がある。 【網走市役所観光課】
*
今回の旅行の最後の目的地は『濤沸湖』の野鳥観察で、オホーツク海の海岸線沿いに車を進めました。
途中、小さな漁港があり、遠く知床の山々や『斜里岳』を眺めながらのドライブとなりました。
*

*
到着した濤沸湖 水鳥・湿地センターは、2005年にラムサール条約登録湿地となった濤沸湖に、条約の理念
に基づき環境学習や保全活動の拠点となる施設を、平成24年5月23日、網走市北浜地区(白鳥公園)にオー
プンしました
*

*
濤沸湖
濤沸湖はアイヌ語の「ト・プッ(to-put)湖の口」を語源とする、面積 900ha、周囲 27.3km、水深 平均
1.1m、最深部 2.5mの比較的浅い海跡湖です。
海岸草原と湿地に囲まれ、海水と淡水が入り交じった汽水湖で、四季折々に、水鳥や色とりどりの花々をは
じめとした多種多様な生きのが集います。また、湖周辺には総面積約118haの湿原が広がっています。
*
オホーツク沿岸部の湖沼は、水鳥などの渡り鳥の飛来地です。なかでも濤沸湖はガン・カモ類が毎年2~3万
羽が飛来する渡り鳥の中継地・越冬地として知られています。
春季から秋季にかけてはシギ・チドリ類が飛来するほか、日本以南で越冬するガン・カモ・ハクチョウなど
の水鳥が、春秋の渡りの時期に翼を休める場所として利用しています。 【濤沸湖 水鳥・湿地センター】
*

*
我々がお邪魔した10月1日には、濤沸湖、藻琴湖とその周辺でガン類のカウント調査が行われていました。
ヒシクイは濤沸湖と国道の間の草地とその南側湖面に2,492羽、平和橋付近の湖面に221羽、湖周辺に971
羽、合計3,684羽。マガンは濤沸湖に4羽、湖周辺に2羽、合計6羽とのことでした。
*
センターの観察室からは中洲を隔てて正面に遠く『斜里岳』が望まれ、その中洲と斜里岳の間の湖面に多く
のヒシクイが見られました。ただ距離が遠いので、カモの種類などは分からず、センターの職員に伺うと、
マガモ、コガモ、オナガガモ、スズガモの他カイツブリがいるとのことでした。
*

*
我々が遠くにいる水鳥たちの種類が分からないなどと言っていると、係員が外の建物に展望台があるのでそ
ちらに案内しますと言って連れて行ってくれました。
ロッジ風の二階建てのテラスに案内され、そこで観察を続けることにしました。
なるほど今まではよく見えなかった左手の草原や、中洲の外側にいる野鳥も見えるようになりました。
*

*
その中にタンチョウが2羽いるのが分かりましたが、係員の説明ではヘラサギとクロツラヘラサギもいると
のことでしたが、我々には見つけることができませんでした。
*
残念ながらここまでで時間となり、女満別空港に向かうことになりました。
その途中、草原やビート畑の奥に控える『斜里岳』の姿を楽しみながらのドライブとなりました。
*

*
空港で搭乗手続きを済ませ、遅い昼食を構内にあるレストランで『玉ねぎラーメン』を摂りました。
北海道産の甘い玉ねぎが良い味を引き出していました。
*
搭乗した飛行機の窓からは、珍しい双発のプロペラ機を見ることができました。
*

*
離陸して間もなく阿寒湖と雌阿寒岳が見えましたが、その後は雲が多くなり窓外の楽しみが無くなりました
が、時間通りに羽田空空に着陸しました。
*

*
6時00分 起床 … 7時30分 朝食 … 9時30分(ハイヤー)→ 10時15分 能取岬 10時30分 → 11時10分
濤沸湖 水鳥・湿地センター 11時45分 → 12時25分 女満別空港 … 13時00分(昼食・レストラン)…
14時50分(JAL564便)→ 16時45分 羽田空港
*
【観察した野鳥】
1.カイツブリ 2.カワウ 3.ウミウ 4.ダイサギ 5.アオサギ
6.ヘラサギ 7.クロツラヘラサギ 8.ヒシクイ 9.マガモ 10.コガモ
11.オカヨシガモ 12.オナガガモ 13.スズガモ 14.シノリガモ 15.トビ
16.オジロワシ 17.タンチョウ 18.ムナグロ 19.チュウシャクシギ 20.ユリカモメ
21.セグロカモメ 22.オオセグロカモメ 23.キジバト 24.ハクセキレイ 25.コガラ
26.スズメ 27.ハシボソガラス 28.ハシブトガラス
6時に起床しましたが、このホテルからは場所の関係からご来光を見ることができませんでした。
部屋の前面に広がるサロマ湖に日の光が差し込み、野鳥たちの姿が確認できるようになるのを待っていまし
たが、大半の鳥たちのいる場所が遠く、エクリプスの時期でもあるので、カモの種類を判定することは困難
でした。
*
やがて湖面に朝焼けの光が入ると、部屋の正面に思い思いの形で群らがるアオサギの姿が見え、それぞれの
姿が何かユーモラスに見えてきました。
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サロマ湖に面したレストランで朝食の後、初日の卯原内で遠望した野取湖の先端にある『能取岬灯台』へ、
昨日と同じハイヤーで行って見ることにしました。
好天に恵まれた休日とあって、観光の車が多く見られましたが、灯台までの距離が思っていたより遠く、
40分余り掛かってしまいました。
*
毎日新聞の記事(9月23日 地方版)によると、
『網走市の能取岬灯台は大規模改修を終え、10月1日に一般公開される。
1917(大正6)年の初点灯から100周年を迎え、オホーツク海の船舶の安全を見守った1世紀の歴史
を資料映像やパネル写真などで紹介する。塔高21m、八角形の洋風白黒灯台で、8秒ごとに約36㎞先
まで灯光を送る。79年の改築以来の大規模改修で、老朽した外壁タイルの貼り替えなどをした。
一般公開は2013年の海の日以来4年ぶり。午前10時~午後2時まで灯台構内を開放する。』
*
とあり、広々とした草原台地に白と黒のすっきりとした八角形の灯台があり、今日はその灯台の公開日な
ので長い待ち行列が出来ており、既に駐車場は満員でした。
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我々は次の予定もあって、灯台見物は遠慮して、草原を少し歩いていると『クジャクチョウ』が日差しを浴
びて日向ぼっこしているところに出会いました。
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能取岬
岬の敷地の一部が市営牧場になっており、例年5月中旬から10月中旬は150頭ほどの牛や馬を放牧。
牧場と奥に広がるオホーツク海、そして晴れた日は青空に世界自然遺産・知床半島の美しい山々までもが映
し出される。冬は流氷見物の指定席としても知られている絶景スポット。
映画撮影地としても有名で、堺雅人さん主演の「南極料理人」や、中国映画「狙った恋の落とし方」の撮影
地として人気がある。 【網走市役所観光課】
*
今回の旅行の最後の目的地は『濤沸湖』の野鳥観察で、オホーツク海の海岸線沿いに車を進めました。
途中、小さな漁港があり、遠く知床の山々や『斜里岳』を眺めながらのドライブとなりました。
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到着した濤沸湖 水鳥・湿地センターは、2005年にラムサール条約登録湿地となった濤沸湖に、条約の理念
に基づき環境学習や保全活動の拠点となる施設を、平成24年5月23日、網走市北浜地区(白鳥公園)にオー
プンしました
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濤沸湖
濤沸湖はアイヌ語の「ト・プッ(to-put)湖の口」を語源とする、面積 900ha、周囲 27.3km、水深 平均
1.1m、最深部 2.5mの比較的浅い海跡湖です。
海岸草原と湿地に囲まれ、海水と淡水が入り交じった汽水湖で、四季折々に、水鳥や色とりどりの花々をは
じめとした多種多様な生きのが集います。また、湖周辺には総面積約118haの湿原が広がっています。
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オホーツク沿岸部の湖沼は、水鳥などの渡り鳥の飛来地です。なかでも濤沸湖はガン・カモ類が毎年2~3万
羽が飛来する渡り鳥の中継地・越冬地として知られています。
春季から秋季にかけてはシギ・チドリ類が飛来するほか、日本以南で越冬するガン・カモ・ハクチョウなど
の水鳥が、春秋の渡りの時期に翼を休める場所として利用しています。 【濤沸湖 水鳥・湿地センター】
*

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我々がお邪魔した10月1日には、濤沸湖、藻琴湖とその周辺でガン類のカウント調査が行われていました。
ヒシクイは濤沸湖と国道の間の草地とその南側湖面に2,492羽、平和橋付近の湖面に221羽、湖周辺に971
羽、合計3,684羽。マガンは濤沸湖に4羽、湖周辺に2羽、合計6羽とのことでした。
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センターの観察室からは中洲を隔てて正面に遠く『斜里岳』が望まれ、その中洲と斜里岳の間の湖面に多く
のヒシクイが見られました。ただ距離が遠いので、カモの種類などは分からず、センターの職員に伺うと、
マガモ、コガモ、オナガガモ、スズガモの他カイツブリがいるとのことでした。
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我々が遠くにいる水鳥たちの種類が分からないなどと言っていると、係員が外の建物に展望台があるのでそ
ちらに案内しますと言って連れて行ってくれました。
ロッジ風の二階建てのテラスに案内され、そこで観察を続けることにしました。
なるほど今まではよく見えなかった左手の草原や、中洲の外側にいる野鳥も見えるようになりました。
*


*
その中にタンチョウが2羽いるのが分かりましたが、係員の説明ではヘラサギとクロツラヘラサギもいると
のことでしたが、我々には見つけることができませんでした。
*
残念ながらここまでで時間となり、女満別空港に向かうことになりました。
その途中、草原やビート畑の奥に控える『斜里岳』の姿を楽しみながらのドライブとなりました。
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*
空港で搭乗手続きを済ませ、遅い昼食を構内にあるレストランで『玉ねぎラーメン』を摂りました。
北海道産の甘い玉ねぎが良い味を引き出していました。
*
搭乗した飛行機の窓からは、珍しい双発のプロペラ機を見ることができました。
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離陸して間もなく阿寒湖と雌阿寒岳が見えましたが、その後は雲が多くなり窓外の楽しみが無くなりました
が、時間通りに羽田空空に着陸しました。
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6時00分 起床 … 7時30分 朝食 … 9時30分(ハイヤー)→ 10時15分 能取岬 10時30分 → 11時10分
濤沸湖 水鳥・湿地センター 11時45分 → 12時25分 女満別空港 … 13時00分(昼食・レストラン)…
14時50分(JAL564便)→ 16時45分 羽田空港
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【観察した野鳥】
1.カイツブリ 2.カワウ 3.ウミウ 4.ダイサギ 5.アオサギ
6.ヘラサギ 7.クロツラヘラサギ 8.ヒシクイ 9.マガモ 10.コガモ
11.オカヨシガモ 12.オナガガモ 13.スズガモ 14.シノリガモ 15.トビ
16.オジロワシ 17.タンチョウ 18.ムナグロ 19.チュウシャクシギ 20.ユリカモメ
21.セグロカモメ 22.オオセグロカモメ 23.キジバト 24.ハクセキレイ 25.コガラ
26.スズメ 27.ハシボソガラス 28.ハシブトガラス