nemo 折々の自然

折に触れて観察した自然などの記録

近畿早春紀行 3

2018-03-20 11:19:44 | 旅行記

平成30年3月10日(土)晴

 起床してカーテンを開けると、快晴の空が広がっています。3日目にしてやっと好天になってくれました。

 昨日は女性専用だった2階の『温泉サロン ROYAL SPA』へ行って見ました。

 なるほど大きなガラス窓から田辺湾の景色が眺められるようになっており、ゆったりとした気分で温泉に浸かることができました。

 

 部屋へ戻り、ここから眺められる景観もカメラに収めました。

  

 朝食は昨晩と同じく1階 の『フォルナーチェ・ミュゼ』でビュッフェスタイル。

 オムレツを注文して、メインは『海鮮丼』スタイルで頂きました。

  

 出発前、ホテルの外観をカメラに収める。空は晴れましたが、北風が強く気温が低めでした。

  

 今日の観光は、『白浜泉都めぐり』から始まりました。ここは2度めの訪問ですが、あまり記憶に残っていません。

 その第1は、車窓からの『円月島』。早くも他のツアーグループがバスを降りて見学していました。

  

・円月島 

  白浜のシンボルとして親しまれている円月島。正式には「高島」といいます。

  島の中央に円月形の海蝕洞がぽっかり開いていることから「円月島」と呼ばれています。日の沈む夕景の美しさは格別

  

  次は『千畳敷』で、ここではバスを降りて見学することになりましたが、冷たい風が強く、ゆっくりと見物できませんでした。 

    

 ・千畳敷 

   千畳敷はその名のとおり広い岩畳を思わせる大岩盤。 瀬戸崎の先端から太平洋に向けて突きだしたスロープ状になった白く柔らかい岩

   第3紀層の砂岩からなる大岩盤で打ち寄せる荒波に浸食され壮大な景観を創っています。

     *

  最後に『三段壁』へ行きましたが、観光客が多く写真を撮るのに苦労するほどでした。

  

 ・三段壁 

  荒波の中に切り立つ断崖絶壁。長さ2km、高さ50~60mもの断崖が続く白浜屈指の景勝地。

  この地下には、熊野水軍の伝説の洞窟があり、見学も可能です。(有料)                  【白浜観光協会HP】

     *

  以上で白浜の観光を終え、バスは『南紀白浜 I C』から『紀勢自動車道』に入り『御坊南 I C』で降り、1時間あまりで『道成寺』

  に到着しました。 

  先ず係の方から道成寺の由来などを伺い『宝仏殿』で二十数体の仏像を拝観しました。

 創建

  大宝1 (701) 年に建てられた和歌山県最古の寺です。

  発掘調査で観世音寺式の寺であったことが確認されています。

  下の左画像は『本堂』、右は『縁起堂』。

  

 宗派

  創建当時は法相宗で、後に真言宗を経て、江戸時代から天台宗になりました。

  下の左画像は『三重塔』、右は『山門』。

   

 本尊

  御本尊は『千手観音立像』 (国宝) で、『宝仏殿』には二十数体の仏様が祀られています。 

        

安珍と清姫の悲恋物語

  寺の創建から230年経った、延長6年(928)に、福島県白河市から来た安珍というお坊さんが、和歌山県田辺市の清姫という女性に

  追いかけられてきて、最後に道成寺の鐘つき堂で焼き殺されました。

  清姫も道成寺近くで自殺し、道成寺は釣鐘の無い寺になりました。

  その物語は『道成寺縁起』(重要文化財)という絵巻に描かれ、今に伝えられています。

・絵とき説法

  縁起堂では、道成寺縁起の写本を広げて、安珍と清姫の物語を説明する『絵とき説法』を毎日ほぼ毎時間行っています。

  所要時間は約40分、我々もそれを興味深く聞くことができました。

 

・『道成寺物』の芸能

  安珍と清姫の物語を題材にして、数多くの舞踊が作られ、『道成寺物』と呼ばれています。

    縁起堂では、能楽『道成寺』、歌舞伎『京鹿子娘道成寺』、文楽『日高川入相花王』などの絵画、衣装、舞台用の作り鐘などを展示し

  ています。                                          【道成寺拝観券】

     *

 昼食は道成寺の参道にある、その名も『あんちん』『紀州本九絵尽くし膳』を味わうことになりました。

  

 高級魚「天然の紀州の本九絵」 

   クエは本州中部以南に生息するハタ科の魚で、成魚は1m、30〜50Kgにもなります。

   特に黒潮洗う紀伊水道の磯に棲むものを「天然の紀州の本九絵」と言います。

   なかなか捕ることが出来ないため幻の魚と呼ばれ、高級魚となっています。 

   そのグロテスクな見かけとは違い、脂の乗った美しい白身は、上品で深みのある味わい。

   ゼラチン質がたっぷり含まれた皮やアラの味は一度食べると忘れられない味と言われています。

   そのクエの孵化から成魚までの養殖に成功し、20年かかって安定的に生産できるまでの技術を確立しました。

   2007年秋から、地元との連携でこのクエを『紀州本九絵』として出荷を始めました。

   この紀州本九絵は、まさに「幻の味」を呼ぶに相応しい味覚であります。    【あんちんパンフ】

・紀州本九絵尽くし膳

  ・九絵鍋 (九絵 お野菜盛り) 1人前焜炉にて  

    

  ・九絵の薄造り                                                                   ・九絵とお野菜の天麩羅

  

  ・紀州秋刀魚寿司                ・紀州梅蕎麦

  
 

  ・紀州金山寺味噌 梅干   ・ご飯    ・季節のフルーツ

 と、その上品で深みのある味わいを充分に楽しむことができました。

     *

 ツアーの最後は和歌山県内を走る『和歌山電鐵 貴志川線 貴志駅』で駅長として勤務する、三毛猫の『たま駅長』

 に会うことになりました。

  

 和歌山電鉄・貴志駅

 2007年たまの駅長就任以後、改札口では、平日昼間にはたま駅長が改札台の上に乗って乗降客を出迎えていることがあった。

 2008年1月5日にたまが客招きの功績から「スーパー駅長」に任命されたのを機に、同年4月20日に出札窓口の跡を利用して、

 水戸岡鋭治デザインの猫用「駅長室」が設置された。                【Wikipedia】

     *

 世界で唯一、檜皮葺きの駅舎は、猫の形をしており、たま駅長とともに人気があり、今日も多くの観光客が見えていました。

 残念ながら話題のたま駅長は、ちょうど午睡の時間でした。

 我々は喜志駅から『おもちゃ電車』に乗り、伊太祈曽駅で降りましたが、反対側のホームに『たま電車』が停車中でした。

  

     *

 これでツアーの観光は終わり、最後に『黒潮市場』でショッピングの後、『関西空港』へ向かいました。 

黒潮市場

 和歌山マリーナシティ内にある「黒潮市場」は、地元はもちろん日本各地から新鮮な魚介類が集まる海鮮市場で、自慢の”生の鮪(まぐ

 ろ)”をはじめ新鮮な海の幸をバーベキューや丼・寿司などで味わえます

 また、梅干や醤油・地酒など地域No1の品揃えをしている和歌山の特産品がずらりと並ぶお土産コーナーもあります。

 そして何と言っても一押しの「生マグロ」はお客様の目の前で毎日解体即売をしていて、お土産用のマグロブロックはもちろん充実のマグ

 ロメニューやマグロのフォトスポットなど”まぐろ”を感じ・楽しみ・味わっていただけるまさに「まぐろのテーマパーク」です。

                                                   【黒潮市場HP】

  

関西空港

 大阪湾内泉州起沖kmの人工島に作られた海上空港で、1994年(平成6年)9月4日に開港した。

 世界で初めての「すべてが人工島からなる海上空港」であり、「旅客・航空貨物の両方で日本初の24時間運用」を行った空港である。

 空港法上の拠点空港で、日本を代表する空の玄関口(ハブ空港)のひとつである。

 関西三空港の中では「西日本を中心とする国際拠点空港であり、関西圏の国内線の基幹空港」と位置づけられており、唯一、定期国際線が就航して

 いる。

 つの空港島に4000m級のオープンパラレルの平行滑走路2本を持ち、敷地面積・滑走路の規模では西日本最大の空港である。

 また、完全な海上空港という珍しい立地から「世界で最も奇妙な18の空港(ポピュラーメカニクス誌)」の第1位にも選定された。【Wikipedia】

  

 今日利用するフライトは初めての『スターフライヤー』、黒いボディが目立ち、機内に入ると全席ブラックのレザーシートで統一されている。

 ゆったりとしたシートピッチ、機内ドリンクサービス、例えばコーヒーはタリーズと共同開発したスターフライヤーオリジナルブレンドです。

 全席にタッチパネル式の液晶モニターが設置されており。ニュース、映画、アニメなどの動画は12チャンネル、音楽は8チャネル、合計20チャンネル

 が楽しめる。また、全席に電源コンセントを備えており、PCや携帯電話の充電に利用できる。 

スターフライヤー

 スターフライヤーが使用する機材は、AIRBUS A320型機です。

 機体を含めたトータルデザインはデザイナーの松井龍哉氏に依頼し、「21世紀のモダン」をテーマに洗練された美しい機体に仕上がりました。

 他にはないこだわりでお客様に夢や希望を感じていただけるようにデザインされています。         【スターフライヤーHP】

     +

              

 

 9時00分 南紀白浜温泉 (滋賀観光バス)→ 9時10分 円月島(車窓)→ 9時15分 千畳敷 9時25分 → 9時30分 三段壁  9時45分 →

 10時45分 道成寺 11時25分 … 11時30分 昼食(あんちん・紀州本九絵尽し膳)12時15分 → 13時10分 和歌山電鉄・貴志駅(たま駅長)

 13時34分(おもちゃ電車)→ 13時46分 伊太祁曽駅 13時55分(滋賀観光バス)→ 14時30分 黒潮市場 15時10分 → 16時00分 関西空港

 17時30分(ANA3826便)→ 18時50分 羽田空港着


近畿早春紀行 2

2018-03-20 10:39:08 | 旅行記

平成30年3月9日(金)曇後晴

起床して外を見ると、雨は止んでいましたが、相変わらずどんよりとした厚い雲に覆われています。

 天気予報では和歌山地方は午後から晴れるとのこと、期待を持つて良さそうだ。

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 朝食は昨晩と同じ『富士の間』で和食がセットされている。

 食事に行く場合は、『滝川』に架かる渡り廊下を通るが、その途中からの本館方面の眺めが下の右画像です。

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 今日の観光は、出迎の滋賀観光バスで大阪は『新世界』へと向かいました。

 有馬温泉街から高速道に入り、大阪の街中から堺筋の通天閣南本通へ入る場所でバスを降りる。

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 ここ左手一帯が “ これが大阪やで !! ” と言われる『新世界』

新世界の始まりは明治36年(1903)、天王寺および現在の新世界で催された第5回内国勧業博覧会に遡る。

 その跡地の東半分には天王寺公園がつくられ、残った西半分には中央にシンボルとして通天閣(初代)と、その南側に有料遊園地の

 ルナパークがつくられた。これを契機に芝居小屋や映画館などが集結して発展し、新世界が形造られていくことになる。

 現在通天閣の展望台には遠方からの観光客で賑わっているほか、南北130mの間に串カツ屋、どて焼き屋、囲碁将棋クラブなど約50軒の

 店が軒を連ねる「ジャンジャン横丁」も元気そのもの。              【大阪観光局】

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 その南本通へ出ると串カツ屋やフグ屋、うどん屋などのド派手な看板の店が並んでいるのに圧倒される。

 街のあちらこちらに目立つのが大小様々な『ビリケン』だ。 

    

ビリケン

 1908年、アメリカの女性芸術家 フローレンス・プリッツが「夢の中で見た神様」をモデルとし制作した作品が起源と言われています。

 その後、シカゴの企業・ビリケンカンパニーが、ビリケン像などを制作、販売し、「幸福の神様」として全世界に知れ渡りました。

 1911( 明治44) 年、大阪の繊維会社・神田屋田村商店(現・田村駒)が商標登録を行い、1912 年、大阪・通天閣に併設された遊園地

 「ルナパーク」にビリケン堂が作られます。

 以来、火災や戦禍を乗り越え、現在では三代目となるビリケン像が、通天閣から人々の生活を見守っています。

 大きく突き出したビリケンさんの足の裏は、撫でるとご利益があると言われ、今日も大阪のシンボル的な神様として、

 多くの人が足の裏を撫でに通天閣を訪れています。

 また、商店や民家にビリケン像が祀られていることも多く、手を伸ばせば届く距離にいつも居てくれる、身近な福の神として市民の

 生活に根付いています。                      【通天閣公認 ビリケン事務局HP】

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 昼食までの時間、ここで自由行動になったので、初めての妻と取り敢えず『通天閣』まで行ってみることにしました。

     

 通天閣の展望台まで上る時間はなかったので、ここから引き返すことにしましたが、その通天閣の真下に阪田三吉の『王将碑』があり、

 元へ戻る際には道路脇に『大坂城築城 残念石』のあることに気がつきました。

通天閣

明治45年(1912)、新世界のシンボルとして、凱旋門をモチーフとするビルディングの上にエッフェル塔風の鉄塔が建てられた。

 高さ64mという当時東洋一の高さを誇ったこの鉄塔は、「天に通じる高い建物」との意味で、明治初期の儒学者・藤沢南岳により

 「通天閣」と命名された。

 その後、火災に遭って解体されたが、昭和31年(1956)市民の要請を受けて再建され、現在に至る。

 2代目の通天閣は103m、初代より39m高い。5階には大阪を一望できる展望台や、足の裏をなでると幸運が訪れるという神・ビリケン像

 などがあり、年間 70万人が訪れている。

王将碑

将棋の鬼才として活躍した阪田三吉(1955年、日本将棋連盟から名人・王将の称号をえる)の顕彰碑。

 阪田三吉の勝負に対する姿勢や大阪人のど根性の偉大さから、勝負のパワースポットとして注目されています。

残念石

“ 大願成就の石 ” として新世界の知る人ぞ知るパワースポットでもある残念石。

 その昔、大坂城の石垣に選ばれておきながら、残念にも石垣になれずにとり残された石『残念石』。

 数年前に小豆島から譲り受けて新世界の地に設置されています。    【グークルMAP】

  

 昼食は『づぼらや新世界本店』のはす前にある新館で『フグ会席』を頂くことになりました。

づぼらや新世界本店

 大阪の顔としても親しまれる、ふぐの看板が目印の『づぼらや 新世界本店』 

 大正9年創業の老舗ふぐ料理専門店『づぼらや』は、新世界と道頓堀に店舗を構え、ここ新世界に位置する店舗が本店とされています。

 西日本各地の漁場から直送される新鮮で活きの良いとらふぐを使った数々のふぐ料理を堪能できます。
 
 
 残念だったのは、肝心の『てっさ』が無かった事ですが、『ふぐ小鍋』、『ふぐ皮ゆびき』、『ふぐ揚げ物』などを美味しく頂きました。
 
 
 食後はバスで5分ほどの『天王寺駅』へ。ここから白浜駅まで特急『くろしお号』に乗車しました。

天王寺駅

大阪市南部のターミナル駅として、灘波大阪の南玄関としての機能を二分する。

近鉄阿倍野橋駅を含む複数の駅からなる繁華街は、キタ・ミナミに次ぐ規模を誇り、2014年には阿部野橋駅直上に『あべのハルカス』

 (高さ300m、延床面積21万2,000m2、地上60階・地下5階)オープンしたことで、以前にも増して賑わいを見せている。

駅名は、駅近くに所在する四天王寺の略称に由来するもので、付近に天王寺という寺はない。

  

特急くろしお

 平成27年10月31日より、北陸特急「しらさぎ」で使用していた683系を289系に形式を変更し、白浜~新大阪間で運転します。

 列車が和歌山駅近くになる頃から青空が広がり出し、太平洋が見える頃には日差しが暑く感じるようになりました。

白浜駅

日本三古湯(道後、有馬、白浜)の一つである白浜温泉の玄関口。

夏季(6月1日から8月31日)には白浜町の観光業界全体での取り組みにより、駅係員・駅レンタカー社員・キヨスク店員が

アロハシャツを着用するなどの試みが実施されております。                【wikipedia】

 白浜温泉

飛鳥、奈良朝の時代から「牟婁の温湯」「紀の温湯」の名で知られ、斉明、天智、持統、文武天皇をはじめ多くの宮人たちが来泉された1350年余り 

 の歴史を持つ由緒ある温泉観光地です。

 湯崎七湯に数えられる崎の湯(露天風呂)、砿湯(牟婁の湯)は、白浜温泉の最も古い歴史を残しています。

     *

 ここで天王寺駅から先回りして我々を迎えてくれた『滋賀観光バス』で、今日の宿『ホテル 川久』へ10分程で到着しました。

 そのホテルのオレンジ色の西洋風の大きな建物に、先ず度肝を抜かれる思いでした。

 さらにエントランスホールに入ると、金箔の張られた高い天井に広いホールに驚きが膨らんで行きます。

 部屋に入る前に、係員からこのホテルについての案内があり、5時から改めて詳細な説明があることになりました。

 われわれの部屋は7階の海を望むスイートルーム、90㎡という広さでリビング、ベットルームや洗面室、浴室が別室となっており、

 昨日のホテルとの格差の大きさに、気分もゆったりとすることができました。

 しばし田辺湾の海上を飛び交わす〔ミツユビカモメ〕などを眺めながら休息の後、ホテルの案内を聴くためにエントランスホールへ。

 先ず、玄関前の両側に建てられた塔の上に乗っている『2羽のウサギ』については、

 「その昔、空腹のあまり倒れていた僧侶に自らの命を差し出したという、兎の逸話にもとづいています。彫刻家のバリー・

 フラナガン氏によるブロンズ像」とのこと。

 建物に使われている『老中黄の瑠璃瓦』については、

 「中国北京の紫禁城と同じ、皇帝以外で使うことが許されなかった瓦が、長い歴史上唯一ホテル川久に47万枚使われています」

『城壁を飾る煉瓦』については、

  「イギリスIBSTOK社製で 73種類 140万個の形状様々な煉瓦が組み合わさって、巧妙な模様を作り出しています」

  エントランスホールにある『蒼い大理石のような柱』は、

  「ドイツの工法〔シュトゥックマーモア〕と呼ばれる漆喰大理石の柱。

   1本1億円という世界で唯一無二の柱は、左官職人「久住章氏」の作品。 

   高さ7.4m× 直径は下部で1.3mの柱が24本、輝く天井を支えています」

 『22.5金 輝くドーム天井』は、

  「ヴェルサイユ宮殿の修理工事を手がけたフランスの金箔職人、ロベール・ゴアール氏の作品。

   5㎝四方の金箔を1枚づつ張り付けています。こだわりある22.5金は、陽があたる時に最も美しく耀く純度」

 『寄木細工』は、

  「まるで万華鏡を覗くかのような寄木細工。

   フランスのジル・ゴベール工房が手掛け、ホテル内のいたるところで見ることができます」

 『ビザンチンモザイク』

  「シリアで発見され、ニューヨーク・メトロポリタン美術館の鑑定で2世紀に制作されたことが判明したビザンチンモザイク画。

   ロビー壁面に4点埋め込まれています」

 『モザイクの床』

  「1500 ㎡ に敷き詰められたローマンモザイク(約1cm角の大理石とセガートで作られたモザイク)。

   イタリア・フリウリ州のモザイク学校の職人が3年かけて一つ一つ手作業で埋め込まれています」

ホテル川久

まるで美術館に滞在しているような、特別な休日、世界中から呼びよせた建築家、クリエイターが自分の作品を後世に伝えたい、

 歴史に残るものを創りたいという想いで出来たひとつの作品とも言える建造物、それがホテル川久です。

 独自の世界を極めたホテルは1993年、最も優れた建築に授与される「第6回村野藤吾賞」を受賞致しました。

 館内のオブジェやインテリアなど、目にするもの全てがアートな空間、美術館ホテルといわれる所以です。 

温 泉

種類 : 大浴場・露天風呂  

  泉質 : ナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉

  効能 : 創傷・火傷・皮膚掻痒症・リュウマチ性疾患・運動器障害・慢性湿疹・婦人病・更年期障害・神経痛

                                         【ホテルHP】

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 夕食は『王様のビュッフェ』と名付けられ『メインダイニング&グリル フォルナーチェ』で頂きました。

『王様のビュッフェ・2018春』パフォーマンス料理(実演料理)メニュー 一例

  ・十勝ハーブ牛のステーキ


  
・ミナミイセエビとひとはめのしゃぶしゃぶ、「ひとはめ」は旬を迎える地元田辺湾のワカメで、シャキシャキとした独特な食感が特徴で、

   整腸作用のあるフコイダンはワカメや昆布の数倍と言われています。

  ・栄螺壺焼き 那智黒石温め

  ・お造りコーナー いくら・鮪・鯛

  ・握り寿司コーナー とろ・鮪・鯛・勘八・赤海老

  ・ずわい蟹  ・小蛸桜煮

  ・天麩羅


 ・炎の演出 チェリージュビレ

・苺とフルーツのパフェ・苺のタルト・苺のショートケーキなど

 と、多彩なメニューでしたが、目移りしてとても総てのお料理を口にすることはできませんでした。

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 9時25分 有馬温泉(滋賀観光バス) → 10時20分 新世界 … 10時55分 昼食(づぼらや新世界・新館・フグ会席)11時55分 → 12時00分

 天王寺駅 12時32分(特急くろしお号)→ 14時49分 白浜駅 15時00分(滋賀観光バス)→ 15時15分 ホテル 川久 着(713号室) 

 17時00分 館内説明 17時40分 … 18時30分 夕食(ビュツフェ・スタイル)19時45分