業界の堅苦しいメルマガでもコラムがあると楽しいものです

2015年04月25日 | 日記
協会けんぽからのメルマガを地元石川と隣県の富山から配信してもらっています。

8割ほどは同じ内容ですが、残り2割がその県独自のものとなっています。

残り2割については、富山の協会けんぽが断然面白いです。

「遠視・近視・乱視」というコラムがあり、時事に関する話題を取り上げていることが多いです。

4月は北陸新幹線開業についてでした。

待望の北陸新幹線が開業し、1か月が経ちました。
開業当日はもちろん、その前後にも各種メディアに大いに取り上げられました。
なかでもテレビ放映においては
ニュース番組はもとより、旅、クイズ、料理、バラエティ、ドラマなど
これでもかと言わんばかりに北陸が登場しました。
開業までの長い道のりを振り返る番組もありました。
富山が表舞台に立つ、こんなに誇らしい気分になれたのは久し振りです。
関係者の皆さまに心から感謝を申しあげたいと思います。

さて、開業1カ月の乗車率が明らかになりました。
(上越妙高―糸魚川)間は「かがやき」で52%、「はくたか」で40%
平均で46%と発表されました。
意外に低いと思われるでしょうが、乗客数では78万2千人と
在来特急時代の2.9倍というから驚きです。
列車本数や車両数の違いもあり単純比較はできませんが
九州新幹線全線開通1カ月間の乗車率(熊本―鹿児島)間37%
と比較すれば好成績といえます。
JR西日本の真鍋社長は会見で「手応えを感じている」と
順調な滑り出しと評価しました。

また、県が開催した観光関係者の会合では
宿泊施設を始め各社の盛況ぶりが相次いで報告されたとのことです。
日本銀行の地域経済報告においても
1月までの「緩やかな回復を続けている」から
「回復している」に引き上げられました。
新幹線開業効果が寄与していると同行金沢支店長が説明しています。

良いこと尽くめのようですが、県内の主要観光地・施設11か所の
にぎわい天気図を見ますと、晴れが5か所。晴れ時々曇りが1か所。
曇りのち晴れが2か所。曇り時々晴れが2か所。曇り時々雨が1か所とのこと。
残念ですが、開業効果にあずかれていない地域があることも
明らかとなってきました。
新幹線駅から目的地までの2次交通網の充実が課題として
浮かび上がってきているようです。

順調なスタートを切ったようですが
これまでの盛り上がりはご祝儀相場だと考えておくべきでしょう。
開業の話題性が薄れ、ゴールデンウィークが過ぎた頃からが
本当の意味での勝負だと思います。
この勢いを一過性に終わらせず
先の先を読んだ「一手」が待たれるところです。

なかなか冷静な判断です。

コラムというのは良くも悪くも、発信者の考えが反映されるものです。
人の考えを知るのはおもしろいです。
どのような考えを持っているのか、何も考えを持っていないのか、表に出さなければわかりません。

ミステリアスな雰囲気を狙ってあえて表に出さない人もいるかもしれませんが、これはあまりうまくいっているとは思えません。都合のよいカン違いばかりとは限りませんから。

日本の社会では、黙っている人=社会的な地位や肩書があれば思慮深い人、それらがなければなにも考えていない人と思われているのではないでしょうか?

特に高齢者や障害者、子どもなどは「考えてない人」扱いされ、政治家や経済界の偉い人なんかは「考えてる人」と思われていますが、真実はどうなんでしょうか。

だまってりゃいいのに…という人・場合だってもちろんあるんですが…



協会けんぽ石川は情報提供・PRのみであまり読む楽しみがないのが残念なところです。
                       
 
コメント
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