昔から距離を置くようにしている。
もちろん正当な不平不満の場合は例外だけれど、不平不満をエネルギーにしている人がほとんど。
本人にとってはエネルギーになっているのかもしれないけれど、私には負のエネルギーでしかないので、距離をおかないと引きずり込まれそうになる。
また、常日頃から不平不満を言っている人は、同じようなタイプの人が集まっている。
ダークサイド集団だ。
その負のオーラは凄まじい!
君子危うきに近寄らず、だ。
ダークサイドに引きずり込まれないないように気をつけたい。
ではどうすればいいか?
このコロナ渦において、急激な変化が求められる事が多いが、ほとんどの人は変化を好まない。
ゆえに、そこで発生するのが、ぼやきや愚痴、文句。
軽いものなら、深呼吸するかでかい声でも出せば解消するけれど、簡単に解消できない場合もある。
心の免疫力が低下していると、それがいつしか、なんでもかんでも不平不満の対象にしてしまうようになるのだ。
変化を受け入れよう!
できれば、積極的に受け入れよう!
さらに進んで、自ら変化を作り出そう!
同時に、心の免疫力を高めて行こう!
どうやって?
そりゃ書道でしょう!
『道』がつくものは全て、人として正しく生きる為の道を指している。
その道を迷いながらも歩いていることを意識するだけで、道から外れる事は無い。
生きている一本の横画を書く為には、雑念を捨てなければならない。
上手く書こう、誰からも褒められるように書こうと考えながら書いているうちは、生きている横画一本すら書く事はできない。
まして、不平不満のはけ口としての機能は、書道には無い。
書道は山の頂を目指す道そのものだ。
それぞれの人にそれぞれの道がある。
全ての道は山の頂を目指しているけれど、一本として同じ道は無い。
霧に迷い崖から落ちないよう、同じ道をぐるぐる回らないようにしたいものだ。
その為に『朱』があるのだと、私は思う。