先日稲荷町でランチに入った時のことを思い出しています。
待ち合わせ時間に早く着いてしまいましたが、外で待っているにはあまりにも暑い。
時間潰しにしカフェに入ってお茶でも飲もうとして、駅から目的地までの間で通り過ぎたマックに戻ろうとしていた時、ふと目に止まったカフェ。
店の入口で、全く呼び込みもしないでマスクをしたまま静かに立っているエプロン姿の若い女性。
夏の『マッチ売りの少女』でしょ、これ?
路面店の中に客は誰もいません。
13時なのに、、、
一回転したところだったかもしれませんが、オープンして客が一人も来ていない状況に元気なく呼び込む言葉も出せずに立っている若い女性。
この状況に救いの手を伸ばさず通り過ぎる大人がいるでしょうか?
一番奥の席に陣取りました。
飲み物だけでよかったのですが、ランチセットを頼んでしまいました。
私のオーダーをとって水を持ってくると、彼女はまた店の外で無言で立ちました。
早速、女性客が二人入ってきた。
また外に立つと、今度は男性客が間髪入れず入って来た。
また外に立つと、今度は外国人男性客が入って来た。
呼び込みしないあのやり方、彼女の得意技なんだろうな。
やられちゃった感はありましたが、それよりも彼女のスキルの高さに感心したのでありました。