文房四宝を選ぶときと同じように、目的に応じて選ぶのが正解。
かと言って、常にそれを試しておく必要はないでしょう。
オールマイティな書技を持つ必要はないと考えます。
オールマイティであるべきなのは、『心』でしょう。
水のようにどんな形にもなれる自然体な心、『如水』の様な状態でいられる為に書の稽古は必要です。
紙に筆を走らせている時、向き合っているのは自分自身です。
それは柔道でも同じはずです。
その柔道で救われたと自認している世界をリードできる権力を持つ者が、他人の土地を奪い、命を奪い、自分の利だけを求める姿は醜い妖怪そのものです。
プーチンは柔道で勝ち負けにだけにこだわり、心を鍛える事はしなかったのでしょう。
現在競書期間中です。
競書の結果級位が付きます。
でもそれは、誰かとの比較ではなく、それまでの自分との比較と考えています。
ライバルや目標となる先輩を意識することは、書技上達する点でとても大切です。
それは書友と競い合い、切磋琢磨しながら成長出来るからです。
昇級と心の成長が比例しているかどうかを判断できるのは本人だけです。
コロナ禍で稽古に集中出来ず、書技が低下したとしても、社会の一員として真摯な姿で貢献してきた姿勢は大きく評価されるべきです。
それが級位に反映されなかったとしても、人間力が向上した事は自覚できます。
その成長こそ道を求める者全ての道程であり、後に続く者たちへの一里塚。
正しく道を学んだ賢者である皆さんは、コロナ禍でもそれをバネにして成長してきました。
素晴らしい!
流石です!
そして、流石書道!
書道を選んだ時点で既に半分偉い!( ̄∇ ̄)
もう半分は今歩んでいる道の中にあります。
書道の力は人間力!
新型コロナが我々を鍛えたんじゃない。
コロナ禍に書道する事で結果鍛えられ、乗り切ろうとしているのです。
夜明けまではもう少し!
ウクライナでの戦争が早急に終わることを祈りながら、書道で明るい未来に一歩進みましょう!