(碓氷峠、長野・群馬の県境)
嬬恋村で開催予定だったキャベツヒルクライムが来年に延期になりました。
毎年エントリーしているので残念ではあります。春には、同じくエントリーしていた松本トラック大会も中止になってしまいました。
正直モチベーションは落ちますが、このような状況下で大会、イベントを開催するのは現実的ではありません。安心して参加できる日を待つしかありません。
しかし、体力だけは維持しておかないといけませんので、梅雨の晴れ間の日曜日に碓氷峠を登りました。
この時期なら、既に4~5回は登っているはずですが、今年は自粛していたため初めての碓氷です。
長雨が続いているため山からの出水で濡れている個所もあります。
下る途中で会ったカモシカです。
近づいても逃げずにのんきに草を食べていました。
まだ子供のようです。なかなか可愛い。
警戒心が薄いので交通事故が心配です。
「車に気を付けるんだよ」と声掛けしてその場を去りました。碓氷峠には猿も出ますが、餌やりなどは厳禁です。また猪も出没しますので注意が必要です!
峠の湯のトロッコ列車の駅で一休み今日は暑い!
冷たい飲み物で水分補給をしてから登り始めます。
(トロッコ列車は峠の湯が終点です)
(新幹線開業前に碓氷峠で列車をけん引して、シェルパの愛称で親しまれたEF63機関車が置かれています。このままではいつか腐食が進んでしまいそうで心配です…)
調子の良い時はアウターギアだけで登りますが、今日はインナーに落としてゆっくりと登り始めます。
眼鏡橋前の横断歩道では、一時停止で歩行者に道を譲り(当然の事ですけど)比較的力をセーブしながら登っていきます。
(旧信越線第3橋梁)
それでも途中からスイッチが入り、時にはアウターギヤも使い、時には加速しながら登っていきます。
70~80年代は重いギヤを使うのが当たり前、昔使っていたロードのローギアは42T×22T=1.90倍ですが、当時はこれでも軽い設定でした。
学生時代に一緒に練習していた他大学の先輩が「22Tなんて腰痛ギアだよ」と言っていたのを今でも覚えています。
現在使っているギヤは、フロントはアウター50T、インナーが34T、リアは12T~28Tですから、アウターローで50T×28T=1.78倍なので、何と昔のロードのインナーローより軽いのです!
(こちらは第6橋梁です)
(旧信越線の鉄道施設は重要文化財に指定されています)
現在のインナーローは34T×28T=1.21倍なので、昔だったらツーリング車のギア比です。
重いギヤをトルクを掛けて登っていた昔、重いギアのことを栗村修さんは「漢(おとこ)ギア」と呼んでいました。
上まで登り切ってタイムを見るとベストタイムからは3分遅いのですが、今年初にしてはまあまあです。
しかも、30歳頃の重いギアを踏んでいた頃よりも、最近のタイムの方が良いのです。
(かつての線路後は現在遊歩道になっています)
(自転車は通行不可なのでご注意を!)
「漢ギア」にはあまり意味はない、むしろ体への不必要な負担が大きいだけではなかったのか?
少なくともロードではギア比をワイドに設定して、体力と、コース状況に応じて適正ギヤを使い分けることが大切ではないかと改めて感じています。しかし、逆にトラックレースでは昔では考えられない重いギアを使う傾向のようですが…
大会、イベントは中止や延期になっていますが、自分と向き合い「自転車道」を走り続けるモチベーションの維持はできていると思います。
貴重な梅雨の晴れ間でした。暑かった!
梅雨明けとともに猛烈な暑さがやってきそうです。
水分補給をしながら走りましょう。
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