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昨日9月21日、今年初めて2,000m級の峠、大河原峠を登りました。
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登り口には室町時代開山の曹洞宗の古刹である貞祥寺があります。
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境内には島崎藤村の旧宅や三重塔があるとのことですが、いつも峠に登るだけの自転車バカで拝観させていただいたことがありません。
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ここがスタート、いきなり10%の激坂区間ですが、体がフレッシュなのでこの辺りは難なくクリアできます。
このコースはいきなりキツイ勾配になるので、スタート前にストレッチをしたり、周辺のフラットな道を走りウォーミングアップをしておく必要があります。いきなり登り始めるのは、パフォーマンスの面でも、体にかかる負荷を考えても避けた方が良いと思います。
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(コースは蓼科スカイラインの愛称がつけられています)
激坂区間が終わり美笹付近はフラットになりますが、ここでベースアップすると、私のような貧脚は後が辛くなります。
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コース途中にある巨大なパラボラアンテナです。
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深宇宙探査用地上局です。
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すでに稼働しているらしく音が唸っていますが、外構工事は途中のようです。
美笹のフラット区間を過ぎて、別荘地を抜けると厳しくなってきます。
この辺りは結構辛い。今年は走り込みが足りていませんので…
気候は涼しすぎるぐらいで汗もあまり出ません、年のためと、自宅を出る前に飲んだコーヒーの効果で何回かトイレタイムを取りつつ、ゆっくりと登ります。
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高度を稼ぐにつれて寒くなり、ガスも出てきます。この辺りは標高2,000mはあると思います。枝からは地衣類がぶら下がっています。
しかし、こんな高い所に別荘地があります。気候の厳しさからか使わなくなった別荘は倒壊しているものもありました。
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やっとの思いで頂上に到着。晴れ間があり思った以上に暖かい。
連休なので駐車場は登山者の車で満車状態でした。
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頂上から白樺湖方面は昨年の台風の影響でいまだに通行止めでした。
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来年の3月頃まで復旧工事を行っているようです。
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頂上直下に咲いていたトリカブトの花です。猛毒で恐れられている植物ですが花は美しいと思います。
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大河原峠は水場がありません。ボトル2本の携行をお勧めします。
ウインドブレーカーを着て、そろそろ下ろうとする時に下から一人サイクリストが登ってきました。
「お疲れ様でした!」と声掛けしてから下りましたがなかなか寒い。グローブから出ている指先が冷たい!
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先ほどの別荘地の辺りで高校生ぐらいの若者三人が登ってきました。学校ジャージらしい短パンを履いています。バイトに励み何とかロードバイクは買えたけれど、ウェア類はこれから少しずつ…といった感じです。かつての自分の姿と重なり合います。
このような若者を見ると嬉しくなります。
「あともう少し、頑張って!」と声掛けしました。軽いギアでケイデンスを上げて登っていく姿は小野田坂道君のようでした。
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下る途中でアケビを発見!実を採って口に入れると、種がほとんどなのですが、ほんのりした穏やかな甘さです。
栗が落ちていたりもするので、山育ちの私はキノコ採りしたい、栗拾いしたいと誘惑に駆られていました。
写真を撮ったり、アケビを食べたり…そんなことをしていたら頂上で会ったサイクリストが追い抜いていきました。
アケビはいくつかをサドルバックに入れて持ち帰りました。お彼岸ということもあり、他の野菜と一緒に皮をてんぷらにしましたが苦い!
しかしこの苦さが大人の味、なかなかいいものでした。
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頂上では何も見えない状態でしたが、下り終わるころには下界も青空が広がっていました。佐久市内の街並みが一望できる場所があります。
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安全第一、オーバースビートにならないように慎重に下り、ようやくスタート地点に戻ってきました。下りも長いので疲れます。
ツール・ド・フランスも終了しました。初優勝のタディ・ポガチャルはなかなか良い青年です。これから大記録を打ち立てるのではないかと期待されますが、それにしてもツールに参加するような選手はつくづくすごいと思います。
大河原峠はUCIレースでも通用する立派な超級カテゴリーの山岳コースですが、彼らは超級、1級山岳を複数含む、獲得標高4,000mにも達するコースをかなり高い平均速度を維持しつつ走り切っています。超人ではないかと思います。
いずれにしても、トラック短距離出身の私にはロードレースは、一番遠い世界です。
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気持ちの良い、秋空が広がっています。
本日は、私にとっての「自転車道」というステージレースの中では、今年のクイーンステージでした。
肌寒いぐらいの気候でも、水分はしっかり取って、下山後は食事もしました。
しかし、驚いたのは、帰宅後体重を測ると、自宅を出る前より2㎏近く減っていることでした。
水分摂取と栄養補給の重要性を改めて感じました。
本日の走行距離は中身の濃い50㎞でした!
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