軽井沢バイシクルライフ

10年以上のブランクの後現役復帰した中年サイクリストの活動と昔話

全日本ロード③ ~全日本ロードレースの風景~

2019-07-04 21:49:58 | 日記

(チームブリジストンの徳田選手の果敢な逃げがレースを盛り上げてくれました)

自転車界の話題は、ツール・ド・フランスに移っていますが、今年は新城選手の参加もありません。

フルームも大腿骨骨折の大怪我で欠場、個人総合優勝は誰が獲得するのでしょうか。

もちろん私もツールには興味がありますが、日本の自転車競技の発展にはそれ以上に深い思いを持っています。

もう少し全日本ロードの話題にお付き合いいただきたいと思います。

パラリンピック正式競技のボッチャの体験コーナーです。実は私もボッチャの普及に一役買っています。

障がいのある方だけでなく、若い人から、お年寄りまで楽しめるユニバーサルスポーツです。

パラサイクリング体験コーナーのタンデムのロードです。

かつてはトラックではタンデムのスプリントがオリンピック、世界戦の正式種目でしたが、現在は実施されることはありません。

しかし、インカレ(全日本大学対抗)だけは伝統種目として現在も実施されているようです。

ヨネックスのブースでフレーム単体で展示されていましたが、フレームだけで持ち上げてみますと、やはりカーボンは軽いですね。

とても自転車のフレームとは思えません…

FUJIのブースにはチーム右京が使用していると思われるロードが展示してありました。

現在はアメリカ資本の会社になってしまいました。

私が高校生の頃、初めて乗ったロードレーサーは日米富士のフレームでした。(もちろんクロモリフレームです)

トラック用のアジアチャンピオン、日本チャンピオンジャージーが展示してありました。

雨空の下に日本自転車競技連盟の旗がはためいています。

私が現役選手時代はアマとプロの壁が厳然としておりました。

オリンピックはアマしか参加できず、体協加盟の統括団体は「日本アマチュア自転車競技連盟」でありました。

レース後半になりますと霧が濃くなってきまして、まるでお家に(軽井沢に)いるようでした。

入部選手(シマノ)、新城選手(バーレーンメリダ)、横塚選手(チーム右京)の三名に優勝争いが絞られてきましたが、画面に映る姿も霧にかすんでいます。

最後の坂で入部選手を振り切ることが出来なかった新城選手は惜しくも2位だったのですが、怪我から復帰後の状態でここまでやれたのはやはり立派です。調子が良ければ入部選手を振り切っていたのではないでしょうか。

4位以下のゴール勝負です。

10位までのリザルトです。

150人以上が出走して、完走は25名というサバイバルレースでした。

帰路河口湖で富士山が少しだけ姿をみせてくれました。

二年前に私も参加したエロイカジャパンのコースになっていた富士五湖の西湖です。

昨年からエロイカは群馬県に開催地が変わりましたが近くなったのに参加していません。

高速のサービスエリアから少しだけ南アルプスが姿を現しました。

そして、長野県に入り、やっと西の空が明るくなりました。南牧村、八ヶ岳の裾野に光が差し込みます。

自転車だけでなく、日本のスポーツ界に明るい明日が訪れることを祈っております!

 

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全日本ロード② ~全日本ロードレースの風景~

2019-07-03 21:48:16 | 日記
天気は最悪でしたが、最高の舞台が用意された今年の全日本ロード。しかも名勝負を見ることができてよかったです。

スタート前、最前列に別府選手が並びます。さすがに貫禄です。
表彰台はグランドスタンドの正面です。
スタート時点では150名以上の選手がいたのですが…
グランドスタンド裏の道路もコースになり、移動すれば2回選手の通過を見れます。
ここも良い観戦ポイントでした。
チーム右京のチームカーです。
シマノのチームカーです。
オリンピック自転車競技会場となる静岡県内の自治体のPRコーナーです。

昨年のチャンピオン山本選手応援の横断幕ですが、残念ながら連覇はなりませんでした。

ゴール近くにコロコロとチューハイの缶が転がりました。
私も、周囲の人も思わず「危ない!」と声が出ました。
選手集団が通過した後なので良かったのですが…
この後シマノのチームカーが通過した時に缶を踏みつぶし「ブシュ」と中身が噴き出たのち、コミッセールの手で除去されて事無きを得ました。
多分誰かが栓を開けようとして落としたのかもしれません。
スタートからゴールまで長いですのでアルコールを飲みながらの観戦も否定しませんが、コース近くでは十分な注意が必要ですね。

遅れた選手は、コミッセールからの無情のホイッスルと赤旗により除外されていきます。
しかし、失格した選手にも観客からは敢闘を讃える惜しみない拍手が送られます。
日本の観客のマナー、フェアプレー精神はやはり最高だと感心していますが、チューハイの缶だけはいただけません。
飲むならグランドスタンドにしてほしいですね。
6時間に及ぶレースですので写真もたくさんです。
次回ももう少し全日本ロードの風景を紹介させていただきます!
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全日本ロード① ~不屈の男~

2019-07-01 21:13:56 | 日記

6月30日富士スピードウェイで開催された第88回全日本自転車競技選手権ロードレースの男子エリートの部を観戦に行きました。

着いたところから最悪の天気…
これまでのレースでも落車が相次いだようです。
天候不良だったら行くのを止めようと思いましたが「選手は雨でも走るんだよな」と考えて誰を応援するということではなく、一人の自転車乗りとしての思いからカッパと長靴の完全装備を用意して観戦に行くことにしました。

しかし、今回一番気にかけていたのは骨折から復帰していた新城幸也選手です。
彼がエントリーしていなければ観戦には行かなかったと思います。

更に鎖骨骨折から復帰の別府史之選手と、ツアー・オブ・ジャパンで落車負傷した増田成幸選手にも頑張ってほしいと願っていました。

鈴鹿サーキットは私も走ったことがありますが、FISCOは初めてです。
巨大なグランドスタンドです。戦争のため中断した時期がありましたが、88回の歴史に輝く全日本ロードにふさわしい檜舞台です。


結果については、自転車サイト等で周知のとおり、シマノの入部選手が新城選手との一騎打ちで勝利しました。
しかし、私は大腿骨骨折という重傷からわずか数か月で復帰して、ワールドツアーライダーにふさわしい堂々たる走りを見せてくれた新城選手こそ真のチャンピオンだと思います。

石垣島からご両親が応援に来られていたのに惜しくも2位でした。しかし、きっとご両親も今回の2位という結果に優勝以上の評価をされていたと私は思っています。
不屈の男、新城選手は、真の勇者にして偉大なアスリートです。
この後も数回に分けて全日本ロード関係の記事をあげさせていただきます。
よろしくお願いします!
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