春待草の独り言

日々思ったこと、感じたことを日記代わりにつづっていきたいです。昨日コブクロライブに行った記念に。

あれから12年。

2007年01月17日 | 出来事
昨年のこの日の投稿もこの水仙の花の写真でした。

今年は暖冬というのにやっぱり咲く時期は変わりませんでした。

12年前の今日阪神淡路大震災が起こりました。

6400人以上の方の命を奪ったこの日のこと忘れないためにかきました。

先日タレントの佐藤江梨子さん(サトエリさん)
がテレビにでられていました。とってもいいお話だと思うので紹介させてくださいね。彼女は当時神戸に住んでいて一家で被災されたそうです。

寝ているお父さんにタンスが倒れてきたそうです。

びっくりしたのは、小柄のお母さんが一人でタンスを起こしてお父さんを助けたんですって。「火事場の馬鹿力」とはこういう時のことをいうんですね。

起き上がったお父さんは「いまのうちに顔をあらっておけ!水が出なくなる。おれは外の様子をみてくる」と飛び出して行かれたそうです。

電気も止まっていたのでいったい何が起きたのかわからないまま不安な時間がすぎて行ったそうです。

すると外から大音量でラジオを流しながら走る車の音がしてびっくりして外に出るとなんとサトエリさんのお父さんだったそうです。
しかも寒いのに窓は全開です。

「お父さんやめてよ。近所迷惑だよ(T_T)」
というとお父さんはこう言われたたそうです。

「馬鹿!お父さんはわざとこうしてるんだ。みんなテレビが見えなくて不安だからこうしてラジオの放送をみんなにきかせてるんだよ。」

それから毎日ラジオからはいろいろな情報がながれてきました。どこに行けば水がもらえるとかなど。

ご本人も被災されているのにラジオからとどけられるKiss-FM KOBEのパーソナリティーの方の明るく優しい声。大変慰められ、元気づけられたそうです。

クラスでも勉強もよくできて明るくて優しくてちゃんと将来の夢をもっていたクラスメイトが亡くなったそうです。

のんきでなんのとりえも、将来なにになるかなんて夢もない自分は生き残っていると思うとはずかしかった。悔しかった。
そんな心の葛藤もあったが、いつしかあの不安なときラジオから聞こえて来る声や音楽にどんなに助けられたか。
いつしかラジオの仕事に携わる人になりたいとおもうようになり、タレントになられたそうです。

その思いのとおり、サトエリさんは単なるグラビアアイドルだけでなく、エッセイや小説をかいたり、テレビ番組の司会をしたり多方面で活躍されているそうです。

今日うちのポストに看護学校時代の先輩から寒中見舞いがとどきました。

先輩は震災の時神戸に住んでいて被災しました。
半年間安否がわかりませんでした。
体育館に家族で避難していたら大阪でも兵庫でもなく一番に(といってもよく18日のことだったそうです)救助にかけつけてくれた車は「岡山日赤病院の救急車だったんよ。自分が看護学校のときにお世話になった岡山県の文字。それがとってもうれしかった。」と半年振りに先輩が無事だと分かった電話の中でお互いに泣きながら話しました。
災害は忘れた頃にやってくる。そんな言葉の大切さをまた思い出す1月17日でした。



今日のしんちゃん通信

かわいいお子さんの作った雪だるまがなんとも笑顔を誘います。

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2 コメント

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Unknown (まり@広島)
2007-01-20 12:48:18
本当、何年経っても忘れてはいけませんよね。あたしはまだ3歳・・?くらいだったけど、広島でも少し揺れたのはとても覚えています。それほど、地震って恐いですよね・・・。
私の好きなコブクロ以外のアーティストさんで、阪神淡路大震災で荒れた故郷に歌った方がいるんです。その方のその歌を聞くと『本当に自分って無力だなぁ』って思っちゃうんです。。
自分に出来ることは、亡くなった方の分も強く生きることですよね。
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ありがとうございます。 (きょうちゃん)
2007-01-21 10:07:10
まり@広島さんありがとうございます。
私も当時広島にいたんですよ。(府中市)
ちょうど次男がおなかにいてたんすが倒れないかと怖かったです。
主人が長男の上にかぶさって守ってくれたのをうれしかったのを覚えています。
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