るるの日記

なんでも書きます

正面から立ち向かうことだけが戦いではない・引きこもり=時機を待つ

2021-12-24 13:37:44 | 日記
■「逃げてはいけない」
そんな言葉をよく聞く
また、そう言って励ます人もいる
しかし正面から戦ったからといって常に勝てるわけでもない

もちろん、いつも逃げていると、いい人生を送ることも、自分が欲しいものを得ることも難しい

■「勝つための逃げ」というものもある。「勝つ」とは、相手を負かすという意味ではなく、自分がよりいい人生を送るということ。逃げざるを得なくなったのは、必ずしも心が弱いからでも、勇気がないからでもなく、置かれた立場・状況が不利だというだけ

逃げることに抵抗を感じるという人もいます。だが「正面から立ち向かうことだけが戦いではない」のです

■欧米視察中の大久保利通は、自分の留守中に、征韓論によって日本の政情が不安定になっていることを知り、予定を変更し日本に戻った。征韓論反対派の大久保利通は、現時点では多数決で征韓論賛成派が勝つと思っていた
大久保利通は、帰国後病気と称して家に引きこもり、公的な場に一切姿を現さなかった。その後、近畿の名勝旧跡をまわり、箱根、富士登山、近江、大和で悠々と日を過ごし、さらに和泉、紀州へ行き山々で鉄砲猟をして回った。【大久保利通は政界から引退する】と思われていた

これは岩倉具視と木戸孝允が戻るまでの時を稼ぐことが目的だった

この逃げだけが原因ではないが、一因となり、最終的にこの征韓論に岩倉具視・大久保利通チームは勝利。そして西郷隆盛は明治政府を去った

いつも余裕がある人は準備期間が長くスタートは早い。

2021-12-24 13:07:26 | 日記
■とても難しい仕事をしているはずなのに、なぜかいつも落ち着いて仕事をさばいている人がいる

そのタイプの人たちは「スタートが早い」
まず、仕事を任されたら、すぐに全体像をつかむ。そして、どのような点で時間がかかりそうか、どこが難しそうかをざっと把握。そしてその仕事で対外的にどのような交渉が必要か、社内的にいかなる意思決定手続きが必要となるかを確認する
早い段階でそれらをつかみ、何をいつまでにこなせばいいかのスケジュールを組む。つまり【準備期間が他の人より長い】

■いつも仕事に追われている人がいる。いつも忙しいからか不機嫌そうに仕事をしており、攻撃的な反応を示す

このタイプの人は、早めに全体像を見ず、問題点を洗い出していない。もぐらたたきのような仕事のやり方
だから、仕事を進めていく過程で、問題点が次から次へと出てくる。その時になってはじめて問題点に対処しようとするので後手後手になり、いつも忙しい状態におちいる。そして忙しい状況の中で慌てて考えるので失敗する可能性が高くなる。社内の意思決定手続きについても、「まあ、おいおい調べればいい」という気持ちでいる

■この2つのタイプはやらなければならないことは同じ。違うのは時間的にいつの時点で問題点を把握するかです。前者は仕事をあたえられてすぐに。後者は仕事を進めていく中で、問題が表面化したときようやく、という違いだけ。しかしこのタイミングの違いが、仕事遂行の円滑さに決定的な違いを生じさせている



人生は限りがあります。隅にとらわれず生きたいものです。

2021-12-24 12:35:29 | 日記
■人生には限りがあります
何を最も大切にしたいかは人それぞれです
本当に自分が大事にしたいことがよく分かっていないと、とるに足らないもので人生は埋め尽くされてしまいます

■池田光政は若くして鳥取藩主、岡山藩主となり、政治を行いました。彼が14歳のとき、板倉勝重を訪ね政治の仕方について質問した。このとき板倉はこう答えました
【四角い箱に味噌を入れ、丸い杓子で取るように国を治めなさい。隅は残るが、隅にこだわらず、堂々となさったらいい】
■四角い箱の隅まで全てすくいあげるには、小さな杓子を使えばいい。しかし、そうすれば時間と労力がかかってしまう。何事も時間や労力を費やせばいいというものではない
まずは、本当に大切な肝をすくいあげるべきである。間違っても枝葉にとらわれて肝をすくいあげることができなかった、などということになってはいけない

まずはその肝を全力で確保し、そのうえでまだ余裕があれば、残りの隅を取りにいきます。残りの部分を相手に譲るというやり方もできます

人生において、四角い箱の真ん中に、堂々と置いておきたいもの。最優先で得たいものを明確にしておきましょう