ある日、妹が聞いて来た。
「ねぇねぇ、可愛いボタンとか持ってない?」
可愛いボタン…と言うからには、子供の為の物だろう…と、察しはつく。
「可愛い物は、ウチには無いかもね…。何に使うの?」
「幼稚園の麦わら帽子に、しるしを付けてあげようと思ってさ。
ほら、“自分の帽子”って分かる様に。
みんな色々付けててね…。 かっわいらし~くしてるんだよ。
何処で探してきて、どうやって付けているんだろう…?
ま、ウチは男だし、しるし程度で良いんだけどね。」
幼稚園(保育園)も、随分変わったな~と思う。
昔は、名前が書いてあるだけで、充分な「しるし」だった。
持ち物は何でも、
使っている内に、日に焼けたり、傷が付いたりしながら、持ち主に馴染み、
誰の目から見ても、不思議と「○○君の!」「□□ちゃんの!」
と、分かる様になって来る。
たまには、
間違えて、お友達の帽子をかぶって帰る様な事もあったが、
それはそれで、お母さん同士の思わぬ接点になったりして、
良いコミュニケーションの一つになっていた。
時代は変わった…。
でも、デコりたい親心は、分かる気がする。
やるかどうか・賛否云々…は、別として、
私は、そのデコセンス自体が、とても気になる。
「ねぇねぇ、可愛いボタンとか持ってない?」
可愛いボタン…と言うからには、子供の為の物だろう…と、察しはつく。
「可愛い物は、ウチには無いかもね…。何に使うの?」
「幼稚園の麦わら帽子に、しるしを付けてあげようと思ってさ。
ほら、“自分の帽子”って分かる様に。
みんな色々付けててね…。 かっわいらし~くしてるんだよ。
何処で探してきて、どうやって付けているんだろう…?
ま、ウチは男だし、しるし程度で良いんだけどね。」
幼稚園(保育園)も、随分変わったな~と思う。
昔は、名前が書いてあるだけで、充分な「しるし」だった。
持ち物は何でも、
使っている内に、日に焼けたり、傷が付いたりしながら、持ち主に馴染み、
誰の目から見ても、不思議と「○○君の!」「□□ちゃんの!」
と、分かる様になって来る。
たまには、
間違えて、お友達の帽子をかぶって帰る様な事もあったが、
それはそれで、お母さん同士の思わぬ接点になったりして、
良いコミュニケーションの一つになっていた。
時代は変わった…。
でも、デコりたい親心は、分かる気がする。
やるかどうか・賛否云々…は、別として、
私は、そのデコセンス自体が、とても気になる。