…と言うほどの事では無いけれど、
世の中(人・人間関係)は、繋がっているんだなぁ…と、初めて感じた。
実家のある団地へは、私が二十歳の時に引っ越しをした。
子供だったり学生だったりすれば、近所の人とも関わりがあったろうが、
成人してからの引っ越しは、ご近所さんとの関わりが薄い。
我が家で一番の有名人は、犬のレオだった。
レオの散歩をしていると、知らない人が声をかけてくれる。
「あら、レオちゃん!」
でも、私はその人が何処のどなたか分からない。
団地では、そんなモノだった。
そして、
現在住んでいる団地でも、すれ違った人が誰だかなんて分らない。
子供やペットを介したネットワークを持たないので、尚更だと思う。
ある意味、静かな生活ができて快適なのだけど…。
そんな環境の中、
「今度の教室、用事が出来て参加ができないの。
時間があったら、どこかで会って作り方教えてもらえないかしら?」
と、パッチワーク教室の生徒の一人である“お姉さん(50代)”から
声を掛けられた。
実は、車で5分くらいの所に住んでいらっしゃるお姉さんで、ご近所さん。
そんな縁で、昨日はパッチワークの伝達を兼ねて、一緒にお出掛けをした。
あじさい寺→菖蒲園→喫茶店(ここで伝達)。
この地域に、こんな良いところがあったのか…と、地元を知ることが出来た。
(あまり、この地域を知らない私)
そのお姉さんとは、いろんな話をした。
考えや意見を押し付けることなく、なんだかとても聞き上手。
近年は、妙にベールに包んで話さない“自分の家の話”なども、
割と自然に話してくれて、私も結構話した。
郷土玩具の講師のおじさんと、義父さんがお友達だという話も出た。
その郷土玩具の先生(70代~って方々の集まり)達って、
とっても良い人なんだよね…。
なんていうか、“人間出来てる”って感じで。
なので、「あぁ、あの先生とつながりがある人か…」と思った。
で、今日は郷土玩具の日なので、先生に昨日の話をしてみた。
「あぁ、知ってるよ。前に市の助役さんをされていた○○さんね?
お嫁さんの名前までは知らんけどね。 ははは。
確か民生委員をされているんじゃなかったっけ?」
う~ん???
そこまでは知らないけれど、感じの良い人だったし、
あの気取らない話し方や、立ち居振る舞いを見る限り、そうかも。
そうそう。
メールなんかも、すごく丁寧なの。
「ご自愛ください」とか。
帰りは、家まで送ってくれたんだけど、
わざわざ車から降りて、「さようなら」をしてくれた。
いまどき、そんなきちんとした対応が出来る人って、私は知らない。
上司や権威ある人相手…の場合は別だよ。(←会社ではよく見かけるわね)
多少とはいえ、年も若いイモみたいな私を相手に、
そういう対応をして下さる人って、そうそう居ない。
思わず、
誰にでも敬語を使う「黄門さま」みたいな振る舞いだな~と、思ってみたりした。
(実は、水戸黄門ファンです

)
話がずれてしまったけれど、
世の中は繋がっていて、
良い人の傍には、良い人が居るものだな…
と、感じる出来事だった。