パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

ルー:泡を吹く

2017-08-24 14:24:18 | Hello, a son ~ Hello, my sons
 お盆の頃から、軽い気管支炎と風邪の症状が出ていた、次男ルー。

熱は多少だしていましたが、割と元気だったり、
翌日には、その熱も下がったり・・・で、
気を付けつつも、日常生活を送っていたのですが・・・。


 先日、
38.4度の熱があった「元気な」ルーと、長男リロを連れて、買物に出掛けました。
その前日は、ルーもリロも、小児科を受診をしており、それほど問題も感じませんでした。

何より、冷蔵庫がカラ・・・。
必要最小限の物を買うだけの買物でした。

ところが、
スーパーに到着すると、ルーが一点を見つめてグッタリしているではありませんか。
その上、息使いが、あからさまに「ハーハーハー・・・」と、
息をするときに、思わず出てしまうような、唸るような「声」も出しています。

「これはいけない! 買物処じゃないわ! 病院へ行かなくちゃ!
 今日は、かかりつけの病院が休診日。 どうしよう!
 あそこの病院は遠いし、仕方ない近いし空いているそこの病院へ行こう!
 でも保険証、持ってないし・・・。 やっぱり要るよね。取りに帰ろうか・・・。」

そんなことをブツブツ言いながら、停めたばかりの駐車場を出て、国道に入ったのですが、
バックミラーに映るルーは、開いていた筈の目までうつろになり、口から泡を吹き出したのです。

私は、運転をしながら、「進むのか、止まるのか」「病院へ直行するのか、帰るのか」
何もかもを瞬時に決めなくてはならない状態と、
相反して、直線走行が続く止まれない国道に身を任せるしかない状態の狭間で、
「ルー!!! ルーちゃん、しっかりして! 大丈夫?」 と、
ルームミラー越しに、泡を吹き出した息子に叫びました。

でも、反応は無し。

もう、本気でパニックです。

何が正しいのか、どうするべきか、瞬時に判断したのは、119番でした。


 いけない事だと知りつつ、運転しながら「119」。

非常事態の時こそ、車を停めて119をしなければなりませんが、
交通量が多く、直線で結構なスピードで走れてしまう国道での横付けは、むしろ危険。
かといって脇道に入ると、そこから出るのに時間が掛かる。

救急車に乗るなら、やっぱり普通に「家」からだ。

救急車を呼ぶなら、帰宅してからではなく、「今」だ。


 「はい。119番です。
  消防ですか? 救急ですか?」

聞かれた事に対し、返事をする。

電話口の私はパニックだし、運転中だし、両手はふさがっているし、
現在地は特定しつつも移動中だし、
ルーの症状も、親(私)の状況も、変化の一途で、質問や確認は多かった。

ちょうど帰宅したころ、
救急車の方からも、確認や質問の電話があった。


自宅に入りつつ、
着信番号(救急車の方)に電話を掛け、
お薬手帳と保険証を持ち出し、
子供が乗っている車へ。

「もうすぐ、救急車が来るからね。
 ルーちゃんと乗っていくよ!」 ・・・と長男リロに伝えると、
「嫌だ~~~!!! 救急車来ないでーーー!!!
 駄目ーーー!!! 駄目ーーー!!!」・・・と絶叫して泣き始め、
びっくりするほどパニックを起こし、
チャイルドシートのシートベルトを外し、
(ドアはチャイルドロックで開かないので)窓を開け、
そこから身を乗り出して降りようとし始め・・・。

力尽くで私にしがみつき、ワンワン泣くリロをなだめるも、一切聞く耳を持たず、
「救急車来たら駄目!」「救急車乗らない!」と泣き叫ぶ。

息子二人が、別の意味で異常事態となってしまい・・・。
私も、もうパニック。

 
 そこへ、救急車が到着。

もう、「神様、仏様」・・・でした。




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