「日本の秋」なんて言い方はあまりに定番すぎ、日本主義を呼び込むようで嫌なのですが、美しい紅葉を目にするとついつい口走ってしまいます。
標高の高い山の方はもう盛りを過ぎたようですが、だんだんと紅葉は下界に降りてきて今、東北地方は低地の方まで紅葉が始まりました。
というわけで、今回は福島県いわき市を流れる夏井川の中流、夏井川渓谷を訪ねました。
ここは、遊歩道が整備されておらず、車窓の眺めが推奨されてもいますが、所々に小規模ながらクルマを停められる場所があります。
訪れた日は天気も良く、渓谷沿いに続く赤や黄色の見事な紅葉群には魅きつけられました。
夏井川渓谷はJR磐越東線(国鉄磐越東線が相応しいが)と県道41号線と並走している感じです。
この季節は紅葉が主役ですが、新緑の季節から夏にかけては大きな岩が立ち並ぶ渓谷美に目が奪われる所でもあります。
因みに支流の江田川を溯ると、奇岩怪石や大小10以上もの滝が続く「背戸回廊」等があります。
この夏井川水系は阿武隈高地を水源とするもので、貴重な恵みをもたらしています。
(背戸回廊の様子:上から2枚)
(磐越東線の鉄橋が・・・)
(狭い県道41号線が左岸に)
(以下は県道からの景観)
更に上流へ進むと、これまた自然の豊かさと分化の香り漂う小野町があります。
小野小町誕生の地とも言われる歴史があり、時間がいくらあっても足らないほどです。
今度来るときは、是非磐越東線からの眺望を楽しみたいと考えています。
-S.S-