10月の雨の日に当たってしまいました。
9月中旬に一旦予約を入れましたが、残暑が残こる午後を避け、10月に入ってからの午前に変更しました。
それが雨、園路には水たまりが随所に、傘を差しながらの散策は、晴れの日には負けます。
しかし、雨に洗われた木々や庭石は晴れた日には見られない別の姿を見ることができました、
對龍山荘の概要
リーフレットなどより
「對龍山荘」庭園は国の名勝に指定(1988年)、
「對龍山荘」が 国の重要文化財(建造物)に今年、2024年に指定
對龍山荘は南禅寺の塔頭跡地に1896~1899年にかけて薩摩出身の実業家・伊集院兼常の別荘として造営されました。その後、呉服商・市田弥一郎が譲り受け、1901~1905年に改修が行われ、現在の景観の基礎が出来上がりました。
對龍山荘の名は市田氏の所有となった明治34年、南禅寺の山号である瑞龍山に対して位置していることからの命名。
庭園は、伊集院兼常が作庭したものを基に七代目小川治兵衛(植治)が作り直しており、広大な敷地には、池や流れ、滝石組の他に、芝生広場が設けられました。
また、水車小屋が設けられ、田園の風景をほうふつとさせるとともに、茶室や四阿の存在からは茶会や園遊会などが行えるよう、実用的な作り。
建築は、当代随一といわれた大工の島田藤吉(屋号:島藤)の建てたもので、中でも對龍台と名付けられた池に張り出すような形で作られた一室からは、建物と庭園だけではなく、背後に広がる東山の景観が一体となった雄大な景色。
2010年から株式会社 ニトリホールディングスの所有