一昨日に続き、黒木リポートを紹介します。
◎Nature 誌の記事によると
COVID の流行は小さな波になり、病院が患者で一杯になることはないだろう
・ COVID は、これまでのような大きな流行ではなく、小さな波(Wavelet)を繰り返すようになるだろう。
・ 病院が一杯になるような流行はない。
・ その代わり、死亡者の少ない小さな波を繰り返すであろう。
◎5 月初めに WHO Tedros 事務局長、CDC は、相次いで、非常事態宣言の解除を発表
WHO の発表の要点は次のようなもの
・ COVID をほかの感染症と同じように管理できるようになった。
・ しかし、COVID の脅威がなくなったわけではないし、これまでに構築したシステムを解体したり、COVID は心配する必要がないというメッセージを出すべきではない。
・WHO は、これまでに 700 万人近い死者を把握しているが、実際はその 3 倍であろう
◎黒木先生の考察
現在の情報から考えると、
ア 小さな波を繰り返す楽観的なシナリオ
イ 大きな波のあとに収まっていくシナリオ
◎Nature 誌の記事によると
COVID の流行は小さな波になり、病院が患者で一杯になることはないだろう
・ COVID は、これまでのような大きな流行ではなく、小さな波(Wavelet)を繰り返すようになるだろう。
・ 病院が一杯になるような流行はない。
・ その代わり、死亡者の少ない小さな波を繰り返すであろう。
◎5 月初めに WHO Tedros 事務局長、CDC は、相次いで、非常事態宣言の解除を発表
WHO の発表の要点は次のようなもの
・ COVID をほかの感染症と同じように管理できるようになった。
・ しかし、COVID の脅威がなくなったわけではないし、これまでに構築したシステムを解体したり、COVID は心配する必要がないというメッセージを出すべきではない。
・WHO は、これまでに 700 万人近い死者を把握しているが、実際はその 3 倍であろう
◎黒木先生の考察
現在の情報から考えると、
ア 小さな波を繰り返す楽観的なシナリオ
イ 大きな波のあとに収まっていくシナリオ
・アのシナリオを示唆するデータは、
現在の XBB.1.5 の病原性が弱いこと、ワクチンと感染による自然免疫獲得の可能性がある。
・イの可能性は、
日本の感染の波は米英と異なり、減衰波動になっていないこと、
実効再生産数がまだ 0.9 程度であること、
国民がコロナは終わったと考え油断をすることなどがある。
このため、ある程度の波が第9波として襲ってくる可能性は否定できない。
しかし、そのあとは減衰波動のような波を示すのではなかろうか。
図 イ ギ リ ス と 日 本の感染波の比較。
イギリス(赤)はオミ ク ロ ン に 入 ってから低くなり、減 衰 波 動 に なっているが、日本は第 9 波に到るまで、一貫して増えている。
◎3 年間のコロナ対策の検証
・この機会に先延ばしにしてきたこの 3 年間のコロナ対策(政治、行政、予算、医療訂正、公
衆衛生)を総括をし、どこがよかったか、どこに問題があったかを検証すべき
・福島原発事故調査のように、政府、民間の二つの視点からの検証が必要
黒木先生はコロナ対策の検証の必要性をこのように強調しています。
このため、ある程度の波が第9波として襲ってくる可能性は否定できない。
しかし、そのあとは減衰波動のような波を示すのではなかろうか。
図 イ ギ リ ス と 日 本の感染波の比較。
イギリス(赤)はオミ ク ロ ン に 入 ってから低くなり、減 衰 波 動 に なっているが、日本は第 9 波に到るまで、一貫して増えている。
◎3 年間のコロナ対策の検証
・この機会に先延ばしにしてきたこの 3 年間のコロナ対策(政治、行政、予算、医療訂正、公
衆衛生)を総括をし、どこがよかったか、どこに問題があったかを検証すべき
・福島原発事故調査のように、政府、民間の二つの視点からの検証が必要
黒木先生はコロナ対策の検証の必要性をこのように強調しています。
なお、黒木先生のこのシリーズは今後は不定期発行となるようで、一つの区切りの時期を迎えたようです。
今後の感染症対策のためにも是非多角的に検証を行ってほしいものです。