住まいづくりの考え方
昨日、建材店の社長と次の工事で使用する建材の価格と数量の打ち合わせをし、その後住まいづくりの現状について、話をしている中で
「何で 今なお高い家を買うのだろう?」・・という話になり、この不況の中において、もっと賢く物を買わないと生活が立ち行かなくなるとの話に及んだ。
坪単価25万円で家が建つと言う施工業者も、訴訟を抱え和歌山撤退もあるんじゃないかと噂が流れている。
紀州材を使って立てるという触れ込みの施工業者も、坪単価80万円と高価な家となるらしい。
リホーム業者とのトラブルはいろんなところから聞こえ、弱い立場の施主は泣き寝入りか、弁護士に相談するしか方法はなく、殆どは「考えが甘かったのだ」と自分を責めることで終わらせてしまっているのが現実。
私たちは、このブログを通じ、家を新築す人や、リホームを考えてる皆様が、後に後悔しない方法を考えていただけるきっかけになればと思っています。
ここで言える、後悔しない進め方とは、施工業者とクライアントが直接金額の交渉はしないのが一番大事なことで、金額交渉はその工事の内容および品質、技術、資材単価、人件費等々、全てにおいて精通した知識を持ち合わせていないと交渉にはならないと言う事を、認識した上で、方法を考えないと、交渉のはならないのです。
複数の業者から見積もりを取ったとしても、その内容を見抜く知識を持っていなければ、予算を見比べるだけで安い金額の施工業者が、必ずしも安いとは言えず、その中身を分析できなければ、本当に安いのかどうかも分からず決めてしまい、工事途中で高額な追加が発生する場合もある。
今後耐震補強の工事が増え、それを宛てにお金儲けをしようとする業者が増える事は間違いない。
耐震の知識さえ持っていない連中が、もっと知識の無い一般消費者を狙い、適当な書類を作り高額な費用を出し、一般消費者は安全を確保するには仕方がないと、高いのか安いのかもわからず、依頼し、後に後悔することとなる。
建築に限らす、詐欺まがいの商品の販売は後を絶たず。
それを許し今なお詐欺事件がなくならないのは、私たち日本人の、人を信用し、中身を理解しないという気質に有るのかもしれない。
「貴方を信用しているから」と言えば、その人は裏切らないだろうと言う考え方が実は業者の思う坪で、信頼さえ勝ち取ればあとはどうにでも絵が書けると思ってるのが業者の考えだと思っても間違いではないのだろう。