景気は一向によくならず、国会では個人攻撃に終始し、官僚天下りや、
無駄遣いの話題は消え去り、メディアはこぞって小沢はどうだ、総理はどうだと、申し合わせたかのようにどのニュ-スをみても同じような報道となっている。
この現象はニュ-ス番組に限らず、娯楽番組においても同じことが言え、
各局同じような番組ばかりだ。
お笑い芸人によるト-ク番組で、面白おかしく、ばかげた内容の番組も多くみられる。
これらは、視聴率によって作られているのだろうが、見方によっては視聴者が望む番組で構成されたものだとも言える。
視聴者が望むから流すのか、報道する側が流すから受け入れるのか?
どちらにしろ今はメディアが大きな力を持ち、今回の政権交代もメディアの力が働き民主党が政権を取ったといっても間違いではない。
しかし、結果は期待したものにはならず、方向性も見えず、国民が期待したマニフェストは守られていない。
ガソリンは値上がりし、円高は進み、国債の価値は下がり、1000兆円の借金にもうすぐ届くところまで膨れ上がっている。
ここまで膨れ上がった国の借金はもはや返済不可能となり、国際発行の半分は借金の金利に消え、今後は雪だるま方式で借金は増えていき、加速度がつき、2000兆円に届くにはそんなに時間はかからないだろうが、このまま進めば日本は倒産することは間違いない。
ここまで借金を膨らせたのは無責任な政治家と、高い能力を持った官僚と言われる役人が、痛みの伴わない国債を乱発し、箱物を作り、高速道路を作り、ダムを作りしてきた結果、年金は破綻寸前に陥り、税金すら払えない人が増え
大きなスパイラルとなり落ちているのが今の日本。
今、日本にとって必要なことは、メディアに流されることなく、自分の考えをしっかり持って日本を考えていかなければならないのだろう。
他人事ではなく、自分の身に直接影響する日本の進む先を、真剣に考えなければならない時を認識しなければ日本はよくならない。