よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

住まいの考え方

2011-06-23 06:58:07 | 住まいづくりの進め方、考え方

気候の変化、温暖化により猛暑を記録する季節がまたやってくる。
今後、この温暖化はますます進行すると考えられる。

快適な住環境を作り出したいと思うのは日本だけでは無い。
今後経済成長が予測されるインド、中国が日本と同じ住環境
を作り上げるまでにはそんなに時間はかからない。

二国の人口を合わせれば日本の20倍以上の人口となり
車が普及し、工場が出来各家庭にク-ラ-が入り、テレビが入り
豊かと言われるまでになれば、地球に放出されるCO2は
地球の温暖化を急速に進める結果となる。

二国が、電力を供給するのは、多分原発に頼らざるを得ないだろう。
単純に計算すると、この二国だけで1000機の原発で電力をまかなう事になる。

地球上に原発が増え、数が多くなれば必ず何処かで事故が起き
地球環境に大きな影響を及ぼす事になる。

私達日本で、核の脅威を2度に渡り経験した唯一の被爆国の
経験と、日本が世界に誇る知恵を持って。

新しいエネルギ-を考え、作るのもさることながら、使わない
節約出来る物を作り出し、世界に広め、指導者の立場を取らなければならないのではないだろうか。

私達建築に携わる人間として、出来るだけ少ないエネルギ-で
快適な住空間を作り出す策を産み出さなければならない。

7月より、今年完成したN邸に、デジタル温度計を入れ30分毎の温度変化を1年間のデ-タ-を取り、それに伴うランニングコストを記録し、
断熱効果を調べる。

昨日この事務所も蒸し暑く、N邸が気になったので電話を入れ
N邸の室内温度を調べてもらった。

事務所は29.3度、N邸は25度、今後N邸と同じ環境の中で
事務所の室温とN邸室温と、和歌山の気象台の外気温で
比較出来していこうと思っている。

N邸は、多分ク-ラ-を使うことなく過ごせるだろうが、
当社で果たして我慢出来るだろうか?


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