梅雨空のなか、天候と相談しながら雨上がりの時を待ちながら、現場は進められていく、せっかく塗ったモルタルが雨に叩かれる時もあり、舌打ちをしながら進めなければならない時もある。
一度作られてしまった建物は、何十年もこの建物に人が住み続け、子供に引き継がれ、孫に引き継がれ家族を守る器となり、長い役目を果たさなければならない、そう考えると作る側の私達職人は、その時の気分で納めるのではなく、長い先を考え出来限り長く住み続けられる家を造るのが、私達の役目なのだろう。
建物は、多くの職人達の手によって 仕上げれ、仕上げの良し悪しはその職人達の技量により変わってくる。