よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

見積査定

2010-09-03 07:06:41 | 住まいづくりの進め方、考え方

 本設計図が出来れば施工業者に見積もり依頼をだし、見積もり期間は10日程度、見積もりを依頼する際には、こちらは大体の予測金額を持っているが、業者にその金額は告げず、見積もり上がりを待つ。

以前、施工業者があげてきた金額を見て、中身を見ず、すぐに「このまま持って帰ってください」・・と突き返した事が一度あった。
それは、予測金額を大きく外れ、誰が考えてもこの金額は出ないような金額だったから、中身を見る価値もない予算だった。

査定の内容は、図面の内容が反映されているかを確認し、50ペ-ジ700項目の中身をチェックし、認められない項目や重複している内容、なぞがなければ、各項目の単価を査定し、高いと思われる金額は単価を入れ替え、その項目の減額金額を書いていく。
当然、ここに査定金額を書き込む以上、根拠のある理由でなければ、高いと思うから、だけでは業者は納得しない。
今までの経験と、流通原価、施工手間、などから考え合わせ、業者を納得させる査定金額でなければならない。          

            

            

このペ-ジだけで100万円の減額査定となったが、この見積書の最大金額の項目であり、その他の項目では、2000円減額とか、1万円減額だとか、本当に細かい金額の査定となるが、そのような金額修正を行った積み重ねが、大きな金額となり、経費や、消費税にも反映される。

建設費以外に、諸経費をも見込んでおかないと資金不足となってしまう。
登記費用、保証料、火災保険、銀行手数料・・等々、それと建物金額を合わせて予算となり、それが依頼者の予算以内で納まらなければならない。

その予算を超えてしまう場合は、設計図に戻り、我慢出来る項目から優先順位をつけ、予算内に納める我慢が必要となる。


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1 コメント

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Unknown (Hiromi.N)
2010-09-03 08:45:56
今は祈る気持ちだけです!
夢に向けて…
よろしくお願い致しますm(__)m
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