日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『粘膜兄弟、やっぱ面白いわ(ネタバレ無し)』

2010-06-03 | 
意外と読むのに時間がかかってしまった・・・。

と言うのも、中盤位までそんな面白くなかったんだけど・・・
後半、一気に面白くなった。

最後の最後で、あいつの正体が分かる所とか、最高だね。

ヘルビノの亀吉の活躍も良かったです。

でもでも、1番面白かったのは「粘膜人間」かなぁ・・・。

『粘膜兄弟 飴村行』

2010-05-27 | 
粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)
飴村 行
角川書店(角川グループパブリッシング)

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出たよ!
アメコーの最新刊!
「粘膜兄弟」

発売日にget!!
待ち遠しかったぁー!!

今、爆読中なので、読み終えたら、感想聞かせてあげるよ。

『ダイイング・アイ』

2010-03-16 | 
ダイイング・アイ
東野 圭吾
光文社

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東野圭吾流のサイコな話しです!
どうなるの?!の連続です・・・。

一気読みでしたわ。

交通事故の真相の話しですが、これがべらぼうに面白いです!
こうくるかぁ・・・、と呻ります・・・。

東野圭吾の中では、今後も僕的に、三位以内に入ってると思うなぁ・・・。

『チャリオ・雀野 日名子』

2010-03-14 | 
チャリオ (角川ホラー文庫)
雀野 日名子
角川書店(角川グループパブリッシング)

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この話し、最初の方は面白かったんだけど・・・。
自転車が怪物化してからが、なんか物足りないんだよなぁ・・・。

アキが、大切にしてくれてたから、魂的なものが宿ったのか・・・。
読者に解釈を委ねている部分が多くて・・・、別にそういうのはキライじゃないんだけど。

一番最初に、お母さんから自転車貰って、それを売った奴の話しが一番切なくて良かった。
自分の物だったのに、人の物になったら傷付けたりして、本当に自転車が可哀想だと思った。

売った、最初の持ち主に復習する話しでもなく、アキの味方、って言うのが不可解なんだよね・・・。

この話で、目頭を熱くさせたかったんだけど・・・。

『銃とチョコレート・乙一』

2010-03-13 | 
銃とチョコレート (ミステリーランド)
乙一
講談社

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乙一流のファンタジーアクション!

子供むけに書かれていて、平仮名が多くてちょっと読み辛い・・・、のが、難点ですが。

自分の子供が、本読めるようになったら、読ませたい冒険記です。
最後は『やっぱ、そうなっちゃいます?』って感じですが、好感が持てます。

挿絵の雰囲気も凄くイイ!
誰も悪い奴がいない、と言ったら、それはちょっと違うけど、登場人物全員を好きになれます。

『GOTH』的な、乙一はどこにもいないけど、ひっそりと味はする。
乙一の深さが、また見えなくなり益々好きになります。

この人の新しい本、まだ出ないのかな?

『南の子供が夜行くところ・恒川光太郎』

2010-03-07 | 
南の子供が夜いくところ
恒川 光太郎
角川書店(角川グループパブリッシング)

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映画化不可能(?)なこの世界観!
恒川、マジでヤバい!!

この作品は、「夜市」や「雷の季節の終わりに」などにおける、どんでん返し的なものはナイのですが、読んだ後に頭の中が真っ白になります。

怖いとか、そういう事で、ではなく。

短編的な話で構成されているので、読みやすい。

飴村行の「粘膜人間」みたいな、作者の夢をそのまま書いた、って感じ。

それが、とてもキレイな情景であり、不可解。
読んでみないと、この人の魅力は解らないね。

『ブレイクスルートライアル・伊園 旬』

2010-03-07 | 
ブレイクスルー・トライアル (宝島社文庫)
伊園 旬
宝島社

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クライム・アクション!

第5回『このミス』大賞に輝いた本作は、「金庫破りサスペンス」の現代版。
門脇と丹羽は、1億円の賞金のため、大イベント〈ブレークスルー・トライアル〉への参加を決めた。
ミッションは、最新セキュリティ・システムの突破。
二人の人生を賭けた挑戦は成功するのか。
侵入ゲームという斬新なアイディアと、軽快な活劇演出が高い評価を受けた作品です。

って感じの作品ですが・・・。

ちょっと期待を超えられなかったかなぁ・・・。

記憶に残りそうで残らない って感じです。

どこかのレビュアーも書いてたんだけど、友情がクサイしなぁ・・・。

お勧めするには及ばないです。

『秋の牢獄・恒川光太郎』

2010-02-26 | 
秋の牢獄
恒川 光太郎
角川書店

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こいつはやっぱりスゲー!
ファンタジーホラーの鬼才だね!

なんとなく不思議な世界なのに、最後の何行かで無理矢理にでも『いい話だなぁ!』ってさせちゃうのがスゴイ!

短編集なんで、一気読みでした。
休みの日の午後のお供に最適!

ムカつく上司がいても、許せる寛大な精神が身に付きます♪

『いつもの朝に・今邑彩』

2010-02-26 | 
いつもの朝に
今邑 彩
集英社

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あらすじ!

兄弟の出生に秘められた、恐怖と感動の真実。
容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の兄と、兄とは正反対で何をやらせても落ちこぼれの弟。二人はあるきっかけで恐ろしい出生の秘密を知ってしまう…。
戦慄と感動のホラーミステリー。

これ、面白すぎます。
400ページある、分厚い本ですが二日で読みました。
止まらなかった。

誰にでも読んで欲しいけど、この悲しすぎる感動神話の衝撃は、一週間くらい胸に沈澱してモヤモヤしそうです・・・。

最近の僕は『作り話中毒』とも言える症状が出ています。

この話は、キリストの話になるわけですが、先日観た『アイカム・ウィズ・ザ・レイン』と全く違ったリアルな話し。

たぶん、この今邑彩って作家の中では、体の中に浸透しやすいラストに仕上げていると思います。
他の作品は、まだ読んでないからわからないけど・・・

他の作品も読み漁る事になりそうです。

『雷の季節の終わりに・恒川光太郎』

2010-02-16 | 
雷の季節の終わりに
恒川 光太郎
角川書店

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今日はお休みだったので、一日本を読んで過ごしました。
この前「夜市」って言う本で知った作家さんです。

午前中に、家庭裁判所に行って気分の落ち込んでいた僕にはピッタリのジトジトしたお話。

本の紹介が下手糞なので・・・

内容(「BOOK」データベースより)

現世から隠れて存在する小さな町・穏で暮らす少年・賢也。
彼にはかつて一緒に暮らしていた姉がいた。
しかし、姉はある年の雷の季節に行方不明になってしまう。
姉の失踪と同時に、賢也は「風わいわい」という物の怪に取り憑かれる。
風わいわいは姉を失った賢也を励ましてくれたが、穏では「風わいわい憑き」は忌み嫌われるため、賢也はその存在を隠し続けていた。
賢也の穏での生活は、突然に断ち切られる。
ある秘密を知ってしまった賢也は、穏を追われる羽目になったのだ。
風わいわいと共に穏を出た賢也を待ち受けていたものは―?

まぁ、ざっとこんな話なんですけど・・・。

こういうのファンタジーホラーって言うのかな?
「和製」って言うのが最初に付いていいかも知れないね。

スゲー面白い。
プチどんでん返しって言うか、映画でもなんでも「爽快感がある」って言うのを褒め言葉に良く使うんですけど、その言葉を使いたくなります。

「夜市」で魅せてくれたジトジト感もほんのり感じさせてくれつつ、「穏」と言うこの世界観。
この人スゴイ!

今月27日発売の「南の子供が夜いくところ」をかなり期待してます!