『雷オヤジ』

子供関連でもう一つ。

イヤー、ホントにビックリした・・・。
今日、車で走ってたらさ、ドッジボールみたいなサイズのボールが自分の車にぶつかった訳よ。
そしたらさ、なんとその子供達が「イエェーイ！」って言ってるのよね・・・。
恐ろしくありませんか？？？
わざと当てた訳ではないと思うんだけど
児童館の裏手の道でボールが転がってきたとしてもおかしくはない道なので、俺は徐行してたからいいんだけどね。

で、何もなかった事にして通り過ぎようとしたんだけど・・・。
やっぱりこういうのは他人が怒らないといけないな、と思い
引き返しました、児童館の中に入って先生みたいな人呼んでさ。
それも俺より若い子だったけど
「今、車にボールぶつけられたんですけど、子供達はイエェーイ!なんていってるんですけど・・・」って
そしたら一緒になって庭の方に出てもらった時には、そこの女の子達は事の重大さが分かったのか
先生の所によってきて「○○君がやりました」みたいに言ってる訳よ
そんで俺にはスイマセンでした！ってちゃんと謝ってくれた。
でも、俺は「君達がぶつけたんじゃないんだし、謝ることはない」と
「今みたいに、悪い事をした男の子をちゃんと言いつけて偉いぞ」と言いました。

先生に密告出来ない状況と言うのは学校にとっては凄くいけない事だ。
事態が悪化してしまう。
そのことについても深く説明をした。

それで女の子達が言うには、その男の子は隠れちゃったって言ってるのよ。
そんな犯人がいなくなっちゃったなら仕方ないなぁ・・・と思って帰ろうとしたんですが
結局、先生がその男をみつけて来て俺に謝らせに走って来たんです。
しかし、その男子は一番最初に俺が児童館に入ったときに、「今、俺の車にボールぶつけて喜んでた奴いない？」と聞いた子だったんです。
勿論その時には「イヤ、知らない」と「屋上に誰か遊んでるからそいつらじゃないか？」なんて言ってたのに・・・。
嘘をついたんですね。
自分はその男子の頭を叩きました。
先生には「今、この子殴りますね」と確認してからちゃんと殴ったからね。

子供は小学６年生、二十歳くらいの女の先生じゃもう太刀打ち出来ません。
ここは俺みたいな見知らぬオヤジに怒鳴りつけられる事が必要なんです。
そこで１０分弱の説教をしました。
「大人を舐めてるとロクな事は起きない事」
「毎日どこかで子供が殺されていて、俺じゃなければ、今日君が殺されていたかも知れない事」
「君がバカな事をしたら親が悲しむ事」
「せっかく楽しく遊んでいるのに、皆に迷惑がかかる事」

流石に見知らぬオヤジに先生の前で殴られたら、怖いでしょう？
俺の話はしっかり聞いてくれました。
最後にも「本当にスイマセンでした！」と言ってたからね。

今の世の中の子供はどこか間違っている。
大人を舐めている、学校の先生も舐められている。
大人は自分達を攻めれないと勘違いしている。
とっても良くないことだ。

俺のオヤジが子供の頃には、他人の家のオヤジに怒られていたりしたのだろう。
近所には「雷オヤジ」って言う怖いジジイがいたんだ（多分）
野球ボールがガッシャーン！って窓を割れば怒って出てくる。
窓ガラス割られりゃ、普通の人でも激怒するけどね・・・。
そんで赤の他人のジジイにゲンコツでドカンです。
そんな経験が今の子供にはないから、大人＝いいなり　なんですね。
しかも、自分の事を殴れば大人が捕まると言う事も知っている。
恐ろしいなぁ、こんな子供が子供ではない世界が・・・。