日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『そのケータイはXXで』

2009-12-26 | 
そのケータイはXX(エクスクロス)で
上甲 宣之,上甲 宣之
宝島社

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この「そのケータイはXXで」を読んで、上甲宣之って作家さんに興味が湧きました。

この前読んだ「705号室」の本の最後の方に「このミステリーがすごい!」で話題になった歴代作品が、短い紹介文と共に掲載されていたんですが、それを読んで、この本と「地獄のババぬき」を、一緒に買いました。

ストーリーは、女二人で温泉旅行に行ったら、その目的地の村には、「生き神様」を祭る風習があり、その生き神様にさせらてしまうから逃げろ!って話。

登場人物もそれ程多くなく、読者にラストを想像させながら意地悪すると言う、絶妙な技を魅せてくれます。

第一章は、ヒロイン「しより」の目線で、第二章は友達「愛子」の目線で話しが進められます。
巻末の紹介文にも書かれていましたが、ホントに巧い!!

第三章は、一気読み!
実際、僕は第二章で、愛子の正体が分かった時から、一気に読んでしまいました・・・。

モノノベ君に、しよりがとった最後の行動だけは、どうも理解できませんでしたが、全体的にはクリーンに決まってます。

最後の最後まで、読者に呼吸をさせないようにしている感じがしてイイです。

映画化もされているみたいで、モノノベ君はフットボールアワーの岩尾が演じているらしく、こちらにもカナリ興味が湧きました。
鈴木亜美も出てるみたいなんでね・・・

で、モノノベの妹役の女の子が、岩根あゆこって女の子なんですけど、画像検索してみたら「ちょっと可愛すぎるんじゃないか?!」って、感じです。
原作の「しずか(妹)」は可愛い子、って書かれてないんだから、主役を喰うほどの可愛さは必要ないんじゃないか?

岩尾の妹役には可愛すぎるでしょう・・・