日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『キスヴァンパイア』

2015-03-09 | その他








もう少しで、明日になる午前4時。

君とキスが出来なかった今日が、まだ終わらない。




朝起きた時に、さっきのキスは夢の中での感覚だと気付いた。

布団の中で自分の唇を撫でてみる、勿論、君の口紅は残っていない。


なんとなく匂いは覚えているけど、本来、僕は君の匂いを知らない。


夢の中の矛盾は、心地好い。

自分が作り出したルールの中であって、他の誰が入る余地もない。




君とキスをし過ぎた。

喉が渇いた僕は冷蔵庫を開けて、グレープフルーツジュースのパックを菱形に開きながら、喉を鳴らして飲み込んでみる。


初めてのキスの味は、思い出せなかった。


スマートフォンにニュースが届いている。

もう見慣れた、若い女の行方不明の話題。



もしかしたら、今日、知らない誰かとキスする事になるかも知れないし、仕事もあるわけじゃないし、時間だけはあるから。


沢山、歯を磨いた。

勿論、舌専用の舌磨きでも、キレイに口の中をキレイにするが、口の中の『キス魔』は追い出せない。


無言のまま、勝手に契約を結ぶ悪魔は、人間にキスをさせる。




僕は支度をして出掛ける、足元はお気に入りのスニーカー。

夢の中で見た彼女に出逢うまで、歩き続ける。




不思議と、必ず、夢の中の女性に出逢える。



キスまでのプロセスは覚えていない。

キスの後、その一瞬。

相手の顔を直視出来なかったら契約成立。


『行為の後に、相手の目を見られるキスなど、嘘なのだ』

と、僕の知り合いの悪魔が、ワイングラスに注がれた人間の血をクルクルと回しながら、あのbarで語っていた。



その悪魔はいつも人間の血で酔いながら気持ちよくなり、僕に問う。

「明日は、誰とキスがしたい?」と・・・、素直に答える僕に、お決まりの注文を奴はする。


「では、また彼女の血を一杯な・・・」と。

ニヤリと笑う八重歯からは、下品に血が滴る。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『プレイステーション4、始めました』

2015-03-09 | 最近の出来事
あ、

一応、読み間違えのない様に確認しておきますけど、「プレステージ」じゃないっすよ。

プレステージは、もう随分、前から初めてますので。


そう、最近僕が始めたのはPS4です。

役者が揃ったらしいので、始めさせてもらいました。


最初は、自分だけゲーム出来ればいい!!と思って、ネットに繋がなくてもイイヤーーー・・・、なんて思ってたんですけど。

ネットに繋いだPS4って、マジで最強ですね。



数年前位から、『携帯電話を100%使いこなしている人』って、いないと思うんですよ。

もう、そのハードの機能が充実し過ぎちゃってるので、、ユーザーからしてみたら、『別に要らない機能』まで付属されてるんですよね。



でも、創造主からしてみたら、『出来る事なら使ってもらいたい』



なんとなく、人間の脳ミソに似てます。

%としては100まであるのに・・・、何故か???100まで使いこなせない・・・。

使いこなした先には、何が待っているのか???



ちょっと前に、映画【LUCY】で、なんとなく映像化されましたが、人間の脳ミソを100%使うと、それは最早、人間でなくなるらしいです。







実体として存在しなくても、そこに存在出来る、もしくは存在すらする必要がなくなるのかも知れません。





もしかしたら、『プレイステーション4』も同じ様な物かも知れません。


この『プレイステーション4』を100%使いこなすような人間が出てきたら、その人は、「現実とゲーム、仮想空間」と言うものが判断できなくなるかも知れません。







自制心を保てない人にとっては、過剰なまでにリアルなグラフィックや、世界観。



有名なゲームで、グランドセフトオートがありますが、僕は、この作品の「3」の虜にされました。

朝、起きれば街中で車を盗み、罪のない人間の頭をスナイパーライフルで打ち抜きました。

そして疲れて、寝てしまいますが、夢の中でも、グランドセフトオート。

犯罪、殺戮を繰り返す24時間。


それのおかげで、軍隊が戦車を出撃させて僕を殺そうとしても、確実に捕まらない程度まで犯罪レベルは上がったのですが・・・

逆に、現実世界の収入は減りました。

ゲーム依存症でございます。




なんの罪もない僕みたいな、自慰行為野郎の脳ミソを打ち抜いたのは、ゲームなんです!!!

ゲームが僕をダメにした!!!!

その頃は、ゲームを恨みました。

『ゲームさえなければ!!!』と嘆き苦しむ日々、しかし、気が付けばテレビの前でトランス状態。



もう、外出したら、道端にスナイパーライフルでも落ちてないか?!と探しそうになるわけです。


危ない危ない。





そんな僕は、また新しい刺激を求めてゲームと言う中毒性のあるものを手に入れてしまった・・・。


そして、世界中の『ゲーム依存者と時間を共有できる!!!』そんな素晴らしい事が、現実の世界の中にあるなんて・・・。





そして、ハッ!!!と気付く、現実があるから、仮想現実があるのだと・・・

一世風靡しそこねた、セカンドライフの如く、僕の二番目の人生があるのは、【本当の自分があるから】



もし、本当の自分がしっかりしていないと、結局ゲームなんて出来ないし。

ゲームをしながら飲む、コカの炭酸飲料やジャガイモのお菓子なんかも手に入らない。





とどのつまり

人間と言うのは、本当にリアルなゲームの主人公であって、それぞれの大冒険をしているんだと思う。



それは、格闘アクションかもしれないし。

他人の領地を攻め込むシミュレーションゲームかも知れない。

コツコツと謎を解く、パズル。


色々なジャンルがあるね。


人生ゲームには。






人生ゲームが難しいのは、SAVEした所からまた始められない所や、一度、死んだらgameoverな所かな?


でも、もしかしたら。

もしかしたら、だけど。

自分はSAVEしているのかも知れないし。


一度、死んでもやり直せているのかも知れない。


そんな風にゲーム感覚で生きてみると、少しだけ、日常が楽になるかも知れない。




現実がゲームみたいなのか?

ゲームみたいな現実なのか?



プログラマーを突き止めないと、それは、誰にも分からない。


生きているだけで、最高のゲームのプレイヤー。


人間って、有難いね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする