日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『ボンクー24 AM1:00~AM3:00』

2011-12-22 | 曼荼羅タイト
前回までの「ボンクー24」

午前1時

スタジオアルタ内でディーンが叫ぶ「キャス!!」
雷鳴が轟いて、ベージュ色のトレンチコートに身を包んだ神秘的な男が突如現れる。



「なんだ?」無表情で、キャスと呼ばれる男がディーンに聞く。
「大阪ってわかるか?そこにオレらを飛ばして欲しい・・・」

キャスは「お前が何を考えているのか知れないが、協力してやろう・・・」と、言った瞬間に、ディーン、サムと、そのキャスと言う男が消えた。
大阪に向かってくれたのだろう、今はウィンチェスター兄弟の実力を信じるしかない。

俺は、そこにはいないウィンチェスター兄弟に「頼んだ」と短く告げて、「TVジャックの犯人は逃走中!!」のニュースを流すために、スタジオ・アルタの正面入口に駆け下りた。
出口を開けると、無数の銃口が俺を待っていた。

「とまれ!!」と言う、中心にいた人物は、あの、渡辺謙だった!



俺はテンションが上がって「謙さん!!!」と言うと、「俺は、バウ川ジャク夫だぁ!!」と叫んで、カチリとリボルバーを回した。

場所は変わってCTU

「バスの自爆テロ?!どうなってるんだ!!」とジャック・バウアー

ニューヨークの現場の衛生写真を見ると、とんでもない人物が写り込んでいた。

「み・・・、三浦社長です!!」とクロエが叫ぶ。
「なんという事だ!生きているのか?!」とジャックが叫ぶ。



ジャック・バウアーを足止めする為に、紳助に雇われた三浦社長がバスガス爆発テロを仕組んだのだ。

それが分かったのは、ちょうど俺が電話した時だった。

クロエが「ボンクーからです!」と言って電話をつないだ。

「ジャック!!今、日本の警察に足止めを食らっている!そいつが、バウ川と名乗っている、知り合いか?!」と聞いたがジャックは
「知らない!!今は、日本には行けない!少し堪えてくれ!!」と言って、電話を切った。

ジャックはそのままニューヨークに飛んで、三浦社長再逮捕へと向かった。

午前二時

場所は大阪。

自宅でくつろぐカウスの前に謎のイケメン外人が二人も現れる。
アルコールの入ったグラスを傾けようとしたカウスが叫ぶ、「うわ!なんだ貴様ら?!何者だ!!どこから入った?!」

すかさずディーンが聖水をかける!
沸点以上に熱されたフライパンに水を零すような音がして、カウスが絶叫した。

サムが「こいつも悪霊憑きだ!遠慮は要らない!」と言って、一瞬、というより短い時間で耳を削ぎ落とした。

「グワァー!!!!」黒い目をしたカウスが叫ぶ。

場所は変わって新宿。

渡辺謙演じる、バウ川ジャク夫の拳銃が俺を狙う。
俺は、とにかくここから逃げ出して、一度紳助に電話する必要がある。

これから、大阪に向かっていると思われないといけないのだ!

俺はいちかばちか、西武新宿駅の方に走り出した、ここで弾丸に当たるなら、俺はそこまでの男だったと言う事だ。

後方で銃声、金属がぶつかり合う音、何かが爆発する音、全てを振り切って走っていった。

「とまれぇーーーー!!ボンクゥーーーーー!!!!」と、バウ川の声が響いた。
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