3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

完全自力ツアー 中欧州の旅 5 ―衝撃のプリトヴィッツェ編―

2019-08-23 21:05:23 | 
20190808


この日は楽しみにしていた、プリトヴィッツェ湖群国立公園に行く日。
あの奇跡の絶景で見た景色をこの目に焼き付けたい気持ちでいっぱいだった。
とんだどんでん返しが待っていようとはこの時には夢にも思わなかったぜ。

結構ゆっくり起きた。6時くらいまで寝て、7時くらいに初めてのムービーホテルでの朝食。
スロベニアのスロンでの朝食が豪華すぎたので、あまり期待はしていなかったのだが、想像以上に俺好みの朝食で良かった。
卵焼きやハム、ソーセージなどパンだけの食事ではなくおいしかった。

一服を済ませ、トラムで長距離バスターミナルへ。
ここからプリトヴッツェ湖群国立公園行きのバスが出ているのだ。

バスのチケットは行のトランジットのドーハでスマホで予約していた。
プリントアウトができず、スマホのスクショだけだったのでちょっと不安だったが、ターミナルの二階のチケット売り場でスマホのスクショを窓口へ見せたらすんなりOKだった。

401号車で8時半発。プリチヴィッツェには11時過ぎに着く。
バスに乗り込んだ。

ここでまず感じた違和感にもっと真剣に向き合うべきだったのかもしれない。

俺らのほかに客が二人しかいなかったのだ。

プリトヴィッツェはハイシーズンには行列になるほどの人気スポットのはず。
ザグレブからの日帰りツアーは大人気のはずじゃないのか。
しかも11時から回るという時間的にも一番込みそうな時間なのに…

バスは順調にプリトヴィッツェに向かっているのだが…

2時間ぐらいしてプリトヴィッツェ公園の出口に到着。
プリトヴィッツェには入り口1と入り口2の二つの入り口がある。

俺はより空いているだろうと踏んで入り口2の方から入ることを決める。入り口1から入り口2まではそこそこ距離があり、歩くのはかなりきつい距離。

入り口2のバス停にはすぐそばにバスのチケット売り場があり、復路のチケットもすでに買ってしまおうということになる。

明日はとんでもないくらい早起きして大冒険する予定なので、今日はちょっと早めに帰ろうということになっていた。
なので、16時半のチケットを購入。16時くらいにここに戻ってくればよかろう。
5時間ほどゆっくり回ることができる。

もう一度書いておく16時半の復路のバスを予約したんだ。


その後どこから入っていいか分からず、インフォーメーションセンターへ。
この辺りには大量の人が。なぜ中に入らないんだろう…
その答えがすぐ明らかになる。

道路上の吊り橋を通り、路の左わきにあるレストランのエントランスで一服。
これから始まる絶景に心躍る。そろそろ前ふりしつこいか。

緩やかな坂道を下って、券売所に向かう。遠くに見えるあふれる緑が美しい。


入り口付近には、おびただしい位の行列が。何やらエコカーを待っているようだが。

そして券売所はガラガラであった。なぜだ…


チケットはすんなりと購入できた。

その時にちらっと、“午後の15時までには戻ってこい”と聞こえた。
時間制限があるのか。
まあ、3時くらいに戻ってきてゆっくりお土産でも見ていればちょうどいい時間だろう。

そう思いながら、ゲートに行い、係員にチケットを見せると…


止められる。

そして衝撃の一言が。



このチケットではまだ入れない。入れる時間は15時から16時の間だ。



え?


初め理解ができなかった。


そう、入場規制である。


プリトヴィッツェに入場規制があるなんて地球の歩き方にも書いてなかったし、頭の中に入場帰依しなんて言葉は微塵もなかった。



券売所に行ってどういうことか聞いても、どうもこうもない、この通りだ、あと3時間以上待て、しか言わず。





マジかよ…


ネットで調べてみると、なんと今年の6月から入場規制が始まったらしい。
そりゃ地球の歩き方にも書いてないな。

そりゃないぜ…


項垂れながら、どうしようか考える。
もうどうしようもないので、とりあえず、帰りのバスの時間を変更してもらいに行く。
だってこのままだと実質1時間しか見れない。往復4時間以上かけて。


絶望の中、先来た道を戻り、バス停に戻る。

入場規制で3時以降の入場になってしまった。バスの時間を変更したいと伝えると、分かったと言って、先ほどのバスのチケットの時間に線を引き、新しく18時30分と書き込む。
そして訂正のサイン。

本当にこれでいいのか…
かなりの不安がある。

実は今日は早めに帰って、明日の予行練習を行う予定だったのである。
その予定も早く寝る算段もすべてをぶっ壊してくれた。やってくれるではないか。


心を落ち着かせるために先ほどのレストランで一服。

思い出して書いてたら笑えて来たわ。今だから笑えるんだけどね。

長くなりすぎたので、ここで一回切る。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。