3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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人生初のアフリカ大陸紀行 10 ―最終回―

2018-09-02 02:00:00 | 
20180812

とうとう最終回。
この日は日本に帰る日。

13時初のパリ行きに乗らなくてはならない。

通常、国際線であれば2時間前には空港にいるのが普通である。

しかし、ツアーの方に、モロッコのメナラ国際空港はセキュリティーの数も程度もとても多いので、3時間前くらいには空港にいた方が良いとのこと。なんと3時間前でも間に合わなかった人もいるよとのこと…

ということで、空港までの送迎を申し込んだ。どうせ電車なくてタクシーだし。

でピックアップの時間は10時15分。

ということで9時45分くらいにはホテルに戻っておきたい。

しかし、ただ午前中何もせずにホテルでゴロゴロしているなんてまっぴらである。
2時間あれば十分散策できる。

6時半から朝ご飯をペロリと平らげ、7時にはバスに乗る。

目的地は、そう、メディナである。2回目だ。

まずはメラケシュ鉄道駅に。この横にバス乗り場があるとガイドブックに書いてあったので。

行く途中のカフェでは朝早くからテラスで男たちがコーヒーを飲んでいる。
なぜ男たちばかりなのか。女性は本当にいない。
そして外が大好きなんだな。本当にひたすらコーヒー。

駅の周辺のバス停は見つけられなかったので、鉄道駅で記念撮影して移動。

あ、そうそう、書き忘れてたわ。
昨日の砂漠の旅から帰ってきた後、マックに行く前に、ホテルから徒歩10分くらいの間所にあるカルフールに行ったんだ。
何しに行ったのかというと、お土産とアルコールを購入するため。
結局アルコールは5分遅くて買えなかったんだが、お土産は安価で購入することができた。

その昨日行ったカルフールの通りにバス停があり、ここから出ているバスにメディナ行きのものが出ていた。

新しい場所だったので少し不安もあったが、ほどなくして希望のバスが到着。
無事に乗ることができた。

5分ほどでメディナに到着。クトゥビアの前で降りた。

なんか怪しい人に声をかけられるも無視してもう一度初日に来たジャマ・エル・フナ広場へ。
相変わらずこの入り口の雰囲気が好き。
ただこの日は暑くて、馬たちがかわいそうだったな。

まだ朝の広場は初日に訪れたときより静かであった。唯、暑い…

今日はスークの奥に行ってみようと思う。

行けるならば、皮なめし職人地区という場所まで行きたいという希望はあった。
まあ、時間的に早いし、ちょっと厳しいかな。

まずはスークの入り口であるスマリン門へ。広場の左側から行こうとするが、迷いながら行ったため、時間を食ってしまった。

何とかスマリン門を見つけ、奥へ。

あまり開いている店がない。まだ9時前だからな。

どんどん奥へ進む。てかガチ迷路だ。これ以上言ったら時間的にヤバいなってところまで行ってみようと思う。

そしてGoProで撮影しながら言ったのだが、メインストリートはまあ大丈夫だが、メインストリートの脇に外れた小さな路地がいくつもあるのだが、その細い路地には、ちょっと撮影しないほうがいいなって店もいくつか。
実際、撮るなって言われることもあった。

結局9時半くらいになってしまった。そろそろ帰ろう。

帰りに一見超テンション高いおっちゃんにつかまった。奥さんとの会話のやり取りが面白かった。俺にはできない… 才能だね。

帰りのバスに乗る場所は分かっている。そしてすでにそこにはバスが止まっている。
一応、運ちゃんに新市街に行くか確認して、運賃を払って乗り込む。
一番後ろの席に座ると、レシートを受け取り忘れ、呼ばれる。

で、バスは順調に新市街に進み、カルフール前で降りる。
全て順調に来た。そしてお別れのときが近づいてきている。

そしてカルフールからホテルに帰るときにも地元のモロッコ人に話しかけられる。

そしてそれには特に大きな理由はない。
絡みたいから絡む。純粋な感じだ。特にようがないのに、話しかけたくてしょうがない感じなんだ。
少年のように純粋な感じ。モロッコ人は本当に純朴なん感じ。気のいい奴らって感じ。
嫌な印象はない。日本人とみると、“コンニチワ―”と言って話しかけてくる。そこに特に理由はない。絡みたくてしょうがないんだな。

ホテルに戻って、荷物をさっと整え、チェックアウト。一瞬で終わった。

昨日のドライバーさんがまた来てくれた。空港までは近いので一瞬で着いた。

ドライバーさんとお別れして重たいスーツケースを転がしながら空港へ。

まず空港へ入るのに、チェックがある。

空港に入ってまずやることがある。
海外に行ったときには必ず出しているポストカードだ。

インフォメーションセンターの人に聞こうと試みる。
インフォメーションセンターの人はマジでやる気なくて面白かった。スマホいじりながら面倒くさそうに、あのコンビニで切手を買え。そして外にポストがあるからそこに入れとのこと。

一回セキュリティーチェックを受けて入ってきたので、また入るときに列に並んでチェックを受けないといけないのかと心配だったが、二回目は顔パスで入れてくれた。無事、黄色いポストに投函完了。

エールフランスのカウンターは空いていてスムーズにチェックインできた。

身軽になって出国。
またセキュリティーチェック。何回チェックをするのか。

出国のパスポートチェックは長蛇の列。ここでまた30分以上かかった。

出国の審査も無表情にスタンプを乱暴に押すだけではない。
ここでもしっかり絡んでいる。

“日本人か?”“日本語以外のほかの言葉は話せるか?”“俺は話せるぞ”“コンニチワー”

いちいち絡みたがるのはここでもか笑

無事に出国して時間を見ると30分前くらいでちょうど良い。確かに2時間前ではきつかった。

エリアでトイレに行こうと空港内をふらつくと、興味深い看板を発見。


やはり、ここはイスラム圏なのだということを再確認する。
プレイングルームだ。エルではなく、アールの方のプレイ。
確かに場所を選べないものなのだということを砂漠の旅でも学んだ。

マラケシュからフランスのパリまではあっという間。
機内食を食べたらすぐについた。

で、パリのトランジットは5時間待ち。

小腹を満たすためにビールと、クスクスというモロッコの地元料理があったので、これを頂いて待つ。

喫煙所にはフランス人の兄ちゃんたちがいて、ここでも絡まれた。

“日本語でThank youってなんていうんだっけ?”“ありがと”“そうだ、ありがとうだ”“でもそれはフランス語でワニなんだ”“ガオー”

こんな会話をしながらタバコを吸っていたら時間だ。

日本に帰る飛行機では、The Shape of Waterという映画を見た。
行きの飛行機では過激なシーンが多くて気まずい思いをしたが、それと同じくらいモロな映画でまた気まずい思いをした。
故意にのそ映画を選んだわけではない。偶然にもその2作品を選んだ俺の臭覚は何なのか。


そして羽田に到着。

実は何かしらの食物にあたっていたらしく、帰りの飛行機の後半は地獄だった。

飛行機が着いたと同時にトイレに駆け込んだ。



というわけで人生初のアフリカ紀行が終了した。
濃過ぎる時間だった。
初めてアフリカ大陸に降り立って、貴重な経験をした。

まだまだ俺の知らない世界がいくらでも広がっているのだ。

見たいとか、知りたいとか、こういう感情が尽きることないのは、今まで何か国も旅してきたが、そのたびに新しい発見があり、面白くてしょうがないからなのだろう。



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