3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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距離と記憶

2018-09-06 20:35:42 | 徒然
北海道の大地震により、俺が2年前の夏にキャンピングカーで北海道を回った時にお世話になった道の駅が営業を停止し、避難所になっている。

自分が知っている景色がある。
この切ない感情は何なのだろう。

勿論、俺が見た事も無い景色の中で苦しんでいる人達にも一刻も早い復旧を望んではいる。

しかし、顔も知らない誰かに同情するって難しい。






ふとこの写真を見ると複雑な感情が起こる。

この写真を撮ったのは2年前の冬。
場所はベルギーのブリュッセル空港のバー。
フライトの待ち時間の時間潰しでふと立ち寄り、ビールを飲んだ。

そして、俺が帰国した二ヶ月後、このブリュッセル空港は爆弾テロにより爆破された。

不思議と危なかったという感情はなかった。
今でも覚えてることがある。

ここのバーのスキンヘッドの店員と、やり取りをした。

「レフビアーくれ」位の超簡単なやり取りだった。まだ覚えている。

そいつの顔もはっきりと覚えている。

彼は生きているんだろうか。

そしてこの場所は粉々に砕け散ってしまい、もう無いのだろうか。

顔を覚えているだけに、もうこの世には居ないかもしれないと思うと、なんとも言えない複雑な感情を抱く。

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