3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
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人生初のアフリカ大陸紀行 3 ―マラケシュと世界遺産編―

2018-08-24 20:00:55 | 

20180808

漸くフランスから飛び立ったところから。フライト時間は4時間ほど。余裕だ。
飛行機の中では遂にアフリカ大陸が見えてくる。赤茶色の荒涼とした大地がひたすら広がっている。いよいよ人生で初めてこのアフリカの大地に降り立つのだ。

マラケシュのメナラ国際空港に到着。
まず建物が全然違う。ここですでにもうアラビアンの世界。

空港の入国審査は念入りでかなり時間がかかった。イミグレもそっけなくスタンプを押されるだけといった感じではなく、コミュニケーションをとろうとしてくる。

無事に入国を済ませ、まずは換金。
モロッコで使用されている通貨はディルハム。この通貨は日本で用意することはできない。

円からディルハムに2万円分ほど換金し、準備は整った。遂に空港の外へ。

暑い。

アフリカ大陸の厳しい日差しが照りつけてくる。日本より湿気は無く過ごしやすいのかもしれないが、何より日差しが強い。

空港から泊まる宿まではタクシーだ。

そもそも空港から鉄道が繋がっていない。

タクシーに乗るときは少し緊張した。なぜならぼったくられる可能性があるからである。

事前に確認した情報によると小さなプチタクシーは100ディルハム、グランドタクシーは150ディルハムは目安とのこと。

タクシー乗り場に行くと一斉に声をかけてくる。東南アジア的ながっつき感がある。

確認するとひとり100ディルハムとのこと。二人なので200… 俺は高いのではないか。

少し食い下がっていろいろ交渉してみた。向こうも看板を見せてきたりして戦いが始まる。

途中で面倒くさくなって200でホテルまで送ってもらった。念のためグーグルマップで方向を確認しながら。

空港からホテルがある新市街までは10分ほどで到着。景色はいつも見ている景色とはかけ離れているので面白い。
アジアともヨーロッパとも違う。あの赤茶色の建物がアラビア世界っぽくしているのだと思う。

ホテルに到着してチェックイン。すると“シティータックスを払え”みたいなことを言われる。
また来たかと思う。これなんだったんだろ… みんな払っているのか… それとも俺がぼったくられただけなのか…


慌ただしい時間が漸く終わり、ホテルの部屋で一服。モロッコはタバコの規制が厳しくなく、ベランダでも普通に吸えたのがありがたかった。
まあその分吸うペースが上がってしまったけど。ホテルのプールを見ながら一服するのが何時もの光景になった。


カバンの中身を整え、いよいよマラケシュの町に出発。

マラケシュに来たら外せないのはやはり旧市街、メディナである。ここマラケシュのメディナは世界遺産に登録されている。そして実はゆっくりマラケシュの街を観光できる時間はこの日の午後と最終日な10時までしか無い。モロッコ一の観光地であるマラケシュだが、悠長にゆっくり見て回っている時間はない。ポイントを絞らなくてはならない。

メディナ、旧市街といってもゆっくり見て回ったら丸1日はかかるであろう場所である。

ということで、見て回りたい場所を2つに絞った。

1、ジャマ・エル・フナ広場

2、スーク(買い物付き)

この2つ。

まず1つ目のジャマ・エル・フナ広場だか、ここはメディナのヘソ的な場所であり、マラケシュと言ったらここと言うべき場所。ガイドブックには、「ヘビ遣いやミュージシャンのパフォーマー等の大道芸人の周りには人が溢れ、物売りは観光客を見つけると声を掛けてくる〜まさしくここがマラケシュなのだ」

行くしかないではないか。

出発。新市街から徒歩で頑張った。所要時間は30分。暑すぎた。小さな露店でスプライトを補給しながら、そして迷いながら歩いていると、この街のランドマークであるクトゥビアというモスクが見えて来た。この近くにフナ広場があるはずだ。

しかし、直前であまりの暑さにカフェに逃げ込む。マジで熱中症になるくらい暑い…
中で飲んだキューカンバーキウイティーが意外にも美味しかったことも追記しておく。

そして漸くジャマ・エル・フナ広場の入り口に到着。ここが広場への入り口だなってすぐわかる感じ。右側には何頭もの馬が馬車として待機している。あの暑い中ホント大変だな…



広場は夕方前という時間だったので、マックスカオスな時間ではなかったが、充分に雰囲気を味わうことができた。
本当にヘビ遣いや猿遣いなどの大道芸人が大勢いる。こちらを見るなりモノを売りつけようとしたり、チップを貰おうとする人たちで溢れかえっている。いちいち相手をしていたらキリがないほど。まさにテレビの旅番組で見るようなアラビアの広場って感じ。既に勝負は始まっているのだ。

広場の雰囲気を味わい、一通り冷やかしていよいよ世界一の商業地域と呼ばれるスークに突入である。

よし、では第3部はここで一旦セーブするとしよう。次回はスーク編ですな。

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