斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

弓削商船高専訪問4

2011年12月16日 22時23分05秒 | 高専訪問記
きれいな寮を見学しました。もちろん、建設されてからだいぶ経っています。しかし日ごろの掃除が行き届いていると、とてもきれいに思えます。寮の掃除も船の掃除も同じようにきちんとしているのでしょう。G施設課長もきれいだと、感嘆していました。外から見た風景と、砂浜とともに撮影した夜景。
 

男子寮の玄関です。


こちらは女子寮の玄関です。


男子寮の廊下と一人部屋です。
 

弓削商船高専を含めて、全国に5つ(そのうちひとつは富山高専)ある商船高専は全国から多くの学生があつまります。親にとってみれば寮の環境は気になるところで、このように、磨かれた寮は頼もしい存在です。

弓削高専の特徴として、情報工学科に女子学生が多いのです。クラス全体の4割程度が女子です。女子学生の数の伸びない高専から秘策を教えてほしいと質問が来そうです。女子寮もきれいです。もちろん、セキュリティー万全です。門限も管理されています。

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弓削商船高専訪問3

2011年12月16日 17時00分59秒 | 高専訪問記
楽しみにしていた史料館の見学です。昭和46年に開設された記念館「善林堂」を百周年記念の時に史料館としてリニューアルしたものです。入口には舟大工野田房吉 による立派な北前千石船の模型が展示されています。高さは2mほどで、同氏が製作した45隻の内の1隻だそうです。


こちらが史料館の入り口です。きれいにされています。


古い船の装備品です。このような展示品が多数あります。


徳川慶喜公の書による掛軸だそうです。その隣には犬養毅氏の書による掛軸もありました。耳を疑ったのですが、掛軸にもそう記載がありました。船で弓削島に渡ってきたかいがありました。


明治の時代に表彰された学生の表彰状です。いまなら、きっと校長表彰というところでしょうか。100年もとっておけば、ありがたいものになるのです。学生の皆さん、表彰状は100年保存のつもりで大事にしましょう。


弓削丸の書は、文化功労者の村上三島氏によります。村上氏は愛媛県の今の今治市の出身の書家です。現代書道の巨匠です。



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弓削商船高専訪問2

2011年12月16日 01時09分32秒 | 高専訪問記
弓削商船高専のホームページに、愛ある愛媛の道徳教材用資料の配布という項目があります。数年前から、愛媛県の子どもたちの道徳感がすばらしいと思っていましたが、やはりきちんと取り組みがなされてたとわかりました。


愛媛県の大洲市を、松山市から予讃線の1両編成の気動車に乗って訪問したときのことです。松山駅には中学生の40人くらいの集団がすでにホームに入ってくる列車を待っていました。他の客ももちろん待っていました。一両のワンマンカーが入線して扉が開いて、もちろん先に列を作っている中学生がまず乗り込むだろうと思っていたら、他の客が乗り始めました。列車が違うのかと思い、他の客に続いて私も乗り込みました。すべての客が乗り込んでから、中学生たちが乗り、列車の通路の真ん中に2列で整列して並びました。しかも進行方向に体を向けてです。松山駅をでて次の駅に停車したときです。列車の後ろに座っていた客が降りようと席を立ちました。降り口は前方の左しかありません。後ろの生徒が、「お客さんが降ります」と声をかけたら2列が一斉に右に半歩ずれて、通路ができたのです。あまりの見事さにびっくりしました。日ごろから訓練されていないとこうにはならないでしょう。大洲に到着してから、当時の大洲市消防本部の消防長に話したら、確かに愛媛県は道徳教育がしっかりしているとのことでした。

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