斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

水泳部の学生がNHKに出演します

2012年06月06日 23時27分14秒 | 長岡技術科学大学の広報
今日は、夕方から水泳部の学生たちを中心にしてNHKのロケがありました。
テーマは放映日までお楽しみです。ところがその肝心な放映日を確認するのを忘れました。
わかりましたら、お知らせします。
写真はリハーサルの合間を使って本学の温水プールの中で実技の進め方について確認している水泳部員の姿です。


国立大学の中では珍しい、室内の温水プールが本学にはあります。
体育の授業や水泳部のクラブ活動に利用するばかりでなく、研究にも使っています。その研究成果を公表するときにはこのように放送局の取材が入ります。

自分の研究室の学生以外の学生とこうやって活動するのも楽しみの一つです。

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推薦試験(面接)終了

2012年06月06日 23時08分52秒 | 長岡技術科学大学の広報
第3学年編入試験の推薦(面接)が無事に終了しました。
実力は十分発揮できたでしょうか。
さまざまな質問に対して答えることができたでしょうか。
何回もオープンキャンパスやオープンハウスに来ていた人、初めて本学を訪れた人、いろいろといたようです。


無事に家に到着したでしょうか。お疲れ様でした。

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昨日の学部講義

2012年06月06日 01時54分22秒 | 講義記録
学部3年生の無機材料科学Iの講義中に黒板の絵が下手で理解できなかった学生諸君に贈ります。
立方格子の3次元的構造図です。[100]と原点をはさみ逆方向に[-100]があります。


[100]と[010]のなす角が90°ですが、その間の45°の角度で原点から手前に伸びる方向が[110]です。つまり[100]と[010]をベクトルに見立てれば、その足し算といえます。そうであれば、[-100]と[010]の足し算は[-110]になりますね。


よって、[110]方向から立方格子を見れば、右に伸びるのは[-110]ということです。



もうひとつ。今日教えきれなかった内容です。
ひとつの種類の原子が並ぶなら、X線回折で禁制回折となってしまうのは、d2の間隔です。

● ● ● ● ● ↑
 ● ● ● ●  |d2
● ● ● ● ● ↓

ところが真ん中の列が異なる原子(あるいはイオン)の列だったらどうでしょうか?X線の反射係数が原子によって異なるので、反射X線同士が相殺されません。この場合d2に関する回折線は弱いながらも得られます。

● ● ● ● ● ↑
 ○ ○ ○ ○  |d2
● ● ● ● ● ↓

CsCl構造が下の図に対応します。bccならd2は禁制回折なのに、CsClではd2は禁制にならない。ということは、CsClはbccではないことになります。sc(単純立方格子)なら、すべての回折が現れます。禁制回折はありません。下の図のCsCl構造はscです。

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