斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

救助に伴う溺死が続いています

2012年08月06日 08時40分59秒 | 水難・ういてまて
悲しい事故が続いています。
京都府京丹後市の海水浴場では、8月5日、溺れた小学生を助けようとした29歳の男性が死亡しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20120805-00000058-nnn-soci

また8月3日には、福井県永平寺町の九頭竜川で、5人が流されました。3人が救助されたものの、溺れた子供を助けようと川に飛び込んだ大人2人が死亡しました。http://www.news24.jp/articles/2012/08/03/07210993.html

全国の学校で「浮いて待て、命を守る着衣泳」の講習が広がり、そういった講習会を受けた子どもたちは浮いて救助を待つように訓練されています。せっかく浮いて呼吸を確保して水面待機しているのに、浮き方を知らない大人が飛び込んではいけません。すぐに119番通報して救助を呼びます。

この5年くらいで、子どもが助かり、大人が亡くなる水難が目立っています。浮いて、呼吸が確保できているから助かっていることをしっかり認識しなければなりません。

水難学会 http://wr.umin.jp/
着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

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