本日のおはよう日本での放映では、流れが緩やかな川で起こる水難がメインテーマでした。
水泳をするわけではなく、バーベキューなどのついでに水遊びをして流れが穏やかな川でおぼれる事故が通常の河川における事故の代表例です。
どこかの放送局である団体の人が解説していたような、人が簡単に流されるような激流に喜んで入る人などごくまれで、たいていは事故とは無縁そうな穏やかな流れの川に安心して入って事故にあいます。
それは、沈水が原因です。浅いと思って入水し、少しウエイディングして進んだら急激に深くなっていて、突然沈む溺水です。
河川においては増水のたびに上流側の突起構造物のおかげで下流側が深くえぐれる、洗掘(せんくつ)という現象が起こります。一見穏やかな河川でもいたるところに洗掘でできた深みがあります。
昨日、ちょうどロケが終わった直後くらいに東京都あきる野市で水難がありました。秋川の河川敷で遊んでいた女性の方がお亡くなりになりました。まさにこの水難は穏やかな流れの川において発生した沈水による水難です。
川が深くなっていれば見てわかるでしょう?という人がいます。
このあたりで、現場をみているかどうかがわかってしまいます。水と深くかかわっている人は、「水は浅く見える」ことをよく知っています。
たとえばこの写真を見てください。
手前が深さ3m、奥は1.5mです。急激に深くなっています。深いほうから見ると急に深くなっているのがわかります。
ところが、このプールを浅いほうから見るとこうなります。
手前から2本目の横のラインから向こうが急に深くなっているのですが、全くわかりません。水底が浮き上がって見えるので、浅い深いの差がわからなくなってしまいます。
学生時代にプールの監視員のアルバイトをしていたころ、走り飛び込みをして背が届かなかった子どもに事情を聴いていた時に、子どもの言葉が「浅く見えた」といった答えだったのがずっと心に残っています。目線が低くなるほど、水底は浮き出てきます。水に入り目線が低くなるほど、さらに川底の深さはわからなくなります。
残りの夏休み、一人でも多くの人がこういった情報に触れて安全・安心に川遊びできればと思います。
水泳をするわけではなく、バーベキューなどのついでに水遊びをして流れが穏やかな川でおぼれる事故が通常の河川における事故の代表例です。
どこかの放送局である団体の人が解説していたような、人が簡単に流されるような激流に喜んで入る人などごくまれで、たいていは事故とは無縁そうな穏やかな流れの川に安心して入って事故にあいます。
それは、沈水が原因です。浅いと思って入水し、少しウエイディングして進んだら急激に深くなっていて、突然沈む溺水です。
河川においては増水のたびに上流側の突起構造物のおかげで下流側が深くえぐれる、洗掘(せんくつ)という現象が起こります。一見穏やかな河川でもいたるところに洗掘でできた深みがあります。
昨日、ちょうどロケが終わった直後くらいに東京都あきる野市で水難がありました。秋川の河川敷で遊んでいた女性の方がお亡くなりになりました。まさにこの水難は穏やかな流れの川において発生した沈水による水難です。
川が深くなっていれば見てわかるでしょう?という人がいます。
このあたりで、現場をみているかどうかがわかってしまいます。水と深くかかわっている人は、「水は浅く見える」ことをよく知っています。
たとえばこの写真を見てください。
手前が深さ3m、奥は1.5mです。急激に深くなっています。深いほうから見ると急に深くなっているのがわかります。
ところが、このプールを浅いほうから見るとこうなります。
手前から2本目の横のラインから向こうが急に深くなっているのですが、全くわかりません。水底が浮き上がって見えるので、浅い深いの差がわからなくなってしまいます。
学生時代にプールの監視員のアルバイトをしていたころ、走り飛び込みをして背が届かなかった子どもに事情を聴いていた時に、子どもの言葉が「浅く見えた」といった答えだったのがずっと心に残っています。目線が低くなるほど、水底は浮き出てきます。水に入り目線が低くなるほど、さらに川底の深さはわからなくなります。
残りの夏休み、一人でも多くの人がこういった情報に触れて安全・安心に川遊びできればと思います。