竹冠に旬なお話し

科学とは、自然の混沌とした理をわかりやすく種類分けする手法と言えます。

そんなことを大学院の講義で話していますが、ちょうど筍のシーズンで、筍料理にまつわる話を教えてもらったときに、「姫皮」なる言葉がでて、そういえば、筍にも種類があるし、部位があると目覚め、少し調べてみました。

筍の主たる部位は次の通り

まず、外皮と芯からなります。

姫皮　先端です。外皮を除いた内側の白くやわらかい部分で、茎頂分裂組織と言います。この組織が筍の成長速度のカギを握ります。
穂先　姫皮の直下。やわらかい。
中央部　穂先の下の分裂組織（成長帯）で明確な節を持っている。
根元　中央部の下の繊維が多くてかたい部位。

それぞれ、香り、味、歯ごたえに特徴があって、様々な料理の材料になりますよね。



次は筍の親となる竹の種類

孟宗竹（もうそうちく）　　日本最大の竹。中国原産で、一般にまるまる太った筍と言えばこれを指す。

淡竹（はちく）　　孟宗竹より細い。筍は、粉をふいた淡い緑。

真竹（またけ）　　筍は細めで、皮にうぶ毛が無く、黒い斑点がある。

根曲がり竹　　比較的寒い地域の竹。小型で細い。山菜として売られている、よくお店で見ることのできる筍。

寒山竹（かんざんちく）　西南日本に広く分布している竹。

阿蘇山、小規模噴火３

阿蘇山、中岳で小規模な噴火　地震との関連性は「分からない」気象庁。

気象庁にわからないといわれると、何を信じてよいかわからなくなるというもの。
言い方には、ぜひ気をつけてほしい。

救助活動が行われている南阿蘇村の東海大学阿蘇校舎に通学する学生のアパート。そのアパートの東に京都大学火山研究センターがあるのだけれども、阿蘇の麓の研究所が音沙汰無しというのも困る。
メディアを通じて過去の状況、普段の状況といった、的確な情報を流すべきではないか。何も、将来どうなるかなどまで不用意に公言する必要はない。
国立大学法人の施設として、国民の期待に応えてほしい。もちろん、センター施設の地震被害の影響が一段落してから。

阿蘇山、小規模噴火2

中岳や周辺の火山活動は日常的で、2015年9月14日 9時43分の噴火では中岳第一火口から噴石及び噴煙（上空2,000m）が確認された。

こういう過去の情報を確実に調べていきたい。もちろん、冷静に考えることが最も重要だが、数万年ー数十万年前の大昔にあったとされている噴火についても情報として確認をすることも重要。

阿蘇山、小規模噴火

何か、このところ噴火がなく静穏で大人しかった桜島といい、阿蘇山の東西の地震といい、こういうものが阿蘇山の小規模噴火に繋がったとも取れるような噂が流れていますが、ここは気象庁の公式見解や大学などの有識者が職をかけて公表する情報を確認し、それを判断材料に使うことが重要です。